浜松と熊谷で41.1℃という観測史上1位の記録があった。
これは、気象庁のホームページで確認することができた。
令和5年の夏季で40℃近くの気温を測定しているのが実際だ。
人が生きていける気温の範囲は意外と広い。
50℃から逆にマイナス40℃まで、衣類や諸技術等の知恵と工夫により生存可能だ。
一方、人の体温の許容範囲が非常に狭くてわずか10℃程度という。
体温調節は、体の精密な仕組みで保たれている。
何らかの理由により仕組みが破綻したものが熱中症である。
もし熱中症になりそうだったら、とにかく身体を冷やすことが大事だ。
できれば体全体を冷やすことが効果的だと知っておきたい。
<目次>
はじめに
第1章 環境と人の関係
第2章 カラダの温度とその意味
第3章 カラダを冷やす道具たち
第4章 温度を感じるしくみ
第5章 脳と体温調節─考えない脳の働き
第6章 フィールドの動物から暑さ対策を学ぶ
第7章 熱中症の話
第8章 運動と体温
第9章 発達、老化、性差など
第10章 温度や暑さにかかわる分子や遺伝子
おわりに 40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか
文庫化にあたっての追記
参考文献および引用文献
1960年兵庫県宝塚市生まれ。85年京都府立医科大学医学部医学科卒、95年京都府立医科大学大学院医学研究科(生理系)修了。京都府立医科大学附属病院研修医、イエール大学医学部ピアス研究所ポスドク研究員、王立ノースショア病院オーバーシーフェローなどを経て、現在、早稲田大学人間科学学術院教授。博士(医学)。専門は生理学、とくに体温・体液の調節機構の解明
【No1385】40℃超えの日本列島でヒトは生きていけるのか 体温の科学から学ぶ猛暑のサバイバル術 永島 計 化学同人(2023/07)
