やらないで後悔するよもやってみる、老いらくの恋は秘すれば花、
「こそこそ」だから「見て見ぬふり」が成り立つ、傷つく人の少ない道を選ぶ、
健康に気をつけて愉しく、大人になってからの生き方は子ども自身の責任、
加齢臭年代も言われれば清潔に気をつける、長い人生過ぎたことは置いて前を向く、
異文化の背景を持つ人だと思ってあきらめる、他人の評価を受け流す覚悟を持とう、
親しき仲にもけじめありが長持ちさせる、高齢世代の人間関係のコツは「ま、いいか」
ぼくは、樋口恵子さんのような大人のなかの大人がいてほしいと思います。
豊かな人生経験を積んだご長寿が必要な時代だから。
かつて数十年前までは三世代同居があり、家にいるおじいちゃんやおばあちゃんに悩みを相談したり、顔色が悪ければ心配して近所のおじさんやおばさんから勝手にお節介焼きされ貴重なアドバイスをもらうことができました。
ワンクッション置いた人。人生経験を踏み客観的に世の中を見て考えれる人です。
また身近な人生の先輩たちから貴重な助言があって助けられ頼れるような存在がいたものでした。
現代は、それなりに悩み多き時代です。
その人にとって一言で、救われるのならば。
90歳の樋口さんが30代の孫のような年代から、50代、60代の子どものような世代、70代ぐらいの姉妹のような女性の方たちから、お金、家族、介護、生きがいなど、人生の多岐に渡る悩みに誠実でハートフルに答えていました。
いつか樋口さんのように的確で温かいアドバイスができる人になることができればと。
<目次>
まえがき
第1章 生きがい―人生100年、希望を持って
第2章 お金―老後のためにも財布を守ろう
第3章 介護―どうか一人で悩まずに
第4章 恋愛―人生後半の恋愛マナー
第5章 親の立場―子の態度に物申す
第6章 子の立場―ムズカシイ親との距離感
第7章 きょうだい―割り切れない気持ちをどうするか
第8章 夫婦―我慢とあきらめのはざまで
第9章 嫉妬・義理の家族―親戚づきあいは覚悟次第
第10章 友達・近所づきあい―思わぬ「気づき」もある
おわりに あとがき エピローグ
1932年東京生まれ。東京大学文学部卒業。時事通信社、学習研究社、キヤノン株式会社を経て、評論活動に入る。NPO法人「高齢社会をよくする女性の会」理事長。東京家政大学名誉教授。同大学女性未来研究所名誉所長。日本社会事業大学名誉博士。内閣府男女共同参画会議の「仕事と子育ての両立支援策に関する専門調査会」会長、厚生労働省社会保障審議会委員、地方分権推進委員会委員、消費者庁参与などを歴任。
【No1200】老いの玉手箱 痛快!心地よく生きるヒント100 樋口恵子 中央公論新社(2022/08)
