新しい視点を与えられるきっかけとなりました。
他人とはわかりあえないのが普通。それを受け入れるとストレスが減ります。
視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚などの体感覚の違いなどの脳のバイアスが原因なのです。
自分と他人とは見える世界が違うから、相手と分かりあえることが簡単ではないと気づきます。
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「自分の脳と相手の脳が見せる世界が違うということをしっかりと認識している人」がコミュニケーションスキルが高い。
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お互いの見え方を認めることです。
自分が見ている世界と相手が見ている世界が違うことに気づき、尊重しあえる人がコミュニケーションスキルが高い。
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夫婦の不仲、離婚問題、会社での上司や部下、同僚とのストレス、親子の関係や子育ての悩み。
見えている世界が違えば、受け取り方も、感じ方も、考え方も違ってきます。
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見える世界を違えてしまうのが、「脳のバイアス」です。
脳のバイアスは、遺伝や性別だけでなく、生まれ育った地域、環境、経験によって少しずつ違ってきます。
だから、私たちは分かり合うことは難しいことなのです。
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あなたが見えている世界と、あなた以外が見えている世界は違います。どんなに親しい間柄の人とも違います。
その違いに気づくだけで、人間関係から受けるストレスは格段に減ります。
子どもの頃、夏休みが長く感じられました。
この頃は年を取るほど、一日、週間や1カ月という時があっという間に過ぎていくように振り返って感じるようになってきました。
その理由がわかりやすく書かれています。
136P なぜ年をとるほどに、時間の流れが早く感じられるのか?
1つめは、時間に対する注意の頻度です。
没頭しているなど時間にあまり注意を向かない時はあっという間に感じます。
2つめは、体験する出来事の数です。
ジャネーの法則。脳は新しい体験をする回数が多いほど、たくさんの出来事を経験したと記憶し、その結果、たくさんの時間を費やしたと感じます。
3つめは、代謝によるものです。
午前より午後の方が長く感じることがあります。代謝が高いほど脳細胞の活動が活発になるため、脳内の時間の知覚が活発になります。
岡目八目、他人の正目、灯台下暗し。
俯瞰する力や第三者の目、客観的な目を持つことが大切です。
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仕事からプライベートまで、私たちが直面するほとんどのストレスは人間関係です。
そのストレスから解放されるには、相手を見る視点をいくつ持てるかです。
そのためには、まずは自分以外の人の世界感を認められるようになることです。
脳は、私たちが思っている以上に素晴らしい可能性を秘めています。
そして、あなたの思い次第で、世界の見方を変えることもできます。
<目次>
はじめに
第1章 「脳」に操られる世界(同じものを見ても、汚いと感じる人と感じない人がいる、クドナルド」で思い浮かぶものはこんなに違う ほか)
第2章 「体」に操られる「脳」(右利きと左利きでは同じものも違って見える、ピンク色の識別力は、男女で10倍も差がある ほか)
第3章 「環境」に操られる「脳」(ソファに座るか椅子に座るかが、あなたの第一印象を変える、見えていないもの」に影響される私たちの判断 ほか)
第4章 思い込む「脳」(ブランドのバックを手に入れると、街中でよく見かけるようになる、は「見たいもの」を選んで見ている ほか)
第5章 結局人は、わかりあえない生き物である(伝えたくても伝わらないのは、言葉のマップが違うから、言葉でも伝わらないことがある ほか)
脳のバイアスを超えてわかりあうために
おわりに
脳科学者(工学博士)、分子生物学者。T&Rセルフイメージデザイン代表。LCA教育研究所顧問。日本の脳科学者20人のひとり。
1975年、宮崎県高千穂生まれ。東京工業大学大学院生命情報専攻修了。2002年に博士号を取得後、知的財産研究所に入所。2003年に特許庁に入庁。大学院非常勤講師を兼任しながら、遺伝子や脳内物質など最先端の仕事を手掛ける。その後、自身の夢を叶えてきたプロセスが心理学と脳科学の原理に基づくことに気づき、2008年に世界的にうまくいく人達の脳科学的なノウハウを企業や個人向けに提供する会社を設立。現在は脳科学を生かした子育ての研究も行い、大人から子どもまで、才能を伸ばす個人向けサービスから、幼稚園・保育所の先生/保育士/保護者向けの講演会、分析サービスなどで10000名以上をサポート。横浜を拠点として、全国に活動を広げている。
