新型コロナワクチンを打つ前に知ってほしい大切なこと 奥田研爾 現代書林(2021/05) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「GOTOトラベルは、GOTOトラブルだ」

物凄く強いキャッチフレーズが印象に残ります。

 

テレビや新聞等マスコミなどからの都合がよい片務的情報だけが耳や目に入ってこないように、感染症の専門的な内容を噛み砕かれて記された書籍も読んで物事の判断をしていきたい。

 

医学を知らないずぶの素人でも想像できるようなことをなぜしてこなかったのか。

専門家からの意見が聞けると間違いではなかったこととわかり安心ができます。

 

26P「人の異動と接触が感染を拡大する要因になる」というのは、過去や現在の感染症学者たちが検証を積み重ね導き出した定説である。

 

23P 補助金をばらまくより、PCR検査にお金を使う方がコスト的にも社会的にも有効。医学の教科書にも“感染者を見つけて隔離するのが最もよい”と書いてある。なぜ厚生労働省がやらないのか理解に苦しむ」

 

新型ウイルスとは? 

詳しく知らないことを知ることは楽しい。

 

以前からわかっていたコロナウイルスは4種類があり、SARS,MERSを加えて6種類となり、新型コロナウイルスが7種類目のコロナウイルである。

新型コロナウイルスは、SRAS-CoV-2と呼び、そのウイルスが引き起こす症状についてはCOVID-19と称している。

このCOVID-19とは「Corona Virus Disease」の略であり、発生した2019年の19をつけたものである。

 

副反応と副作用の違いは? 

よく分からないことをはっきりできることは楽しい。

 

「副反応」は、ワクチンの場合、摂取した時に起こる免疫を付与する以外の、好ましくない作用のこと。

「副作用」は、治療薬を使用した時に起こる好ましくない作用のことです。

アナフィラキシー症状は、副反応である。

アレルギー反応によって急激に起こり、血圧低下、吐き気、意識障害、血中酸素濃度の急速な減少によるショック状態などが生じる。

ボスミンなどのアドレナリン注射やデカドロンなどのステロイド注射をするなど適切な薬剤投与によって症状は治まる。

 

ワクチンを受けたらよいかどうか? 

その判断材料があれば嬉しい。

 

受けるメリットとデメリット

自らの発症を防ぎ、周囲へ感染を広げる心配がなくなる可能性が高い。

稀な確率で深刻な副反応が起こる可能性を否定できない。

受けないメリットとデメリット

副反応の心配がない。

感染した場合に多くの死者が出ており、さらに重症化したり後遺症が出たりする可能性も多くある。

 

初動で失敗したとはいえ、今からでも遅くはないのでは?

受け売りでない言葉で人に語れるようになれるのがもっと嬉しい。

 

158P

新型コロナウイルス感染症が世界中で拡大して1年が経つのに、なかなか終息が見えてこない。日本でも2回目の緊急事態宣言が出て、夜8時以降の営業自粛や人が集まる行事などの中止や延期を余儀なくされている。経済的に困窮する人たちも大勢出てきている。

こうした状況に陥ったのは、政府及び特定の専門家集団の誤った政策によるところが大きい。

しかし、初動で失敗したとはいえ、今からでも遅くはない。

「三密」を避け、外出時などではマスクを着用し、PCR検査キットなどによる抗原検査などで感染者を早く見つけて隔離するという基本対策を行いながら、ワクチンをできるだけ早く、できるだけ多くの人が接種することで集団免疫を獲得すれば、終息への道が見えてくるはずだ。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 ワクチンは新型コロナウイルス感染症を終息させる希望の光(新型コロナウイルス感染者は世界で1億人を突破、日本政府の愚策1なぜPCR検査を拡充しないのか ほか)

第2章 ワクチンを理解するために知ってほしい免疫の話(ワクチンを知るには、まず免疫を理解しよう、体を外敵から守る二重の免疫システム、「自然免疫」と「獲得免疫」 ほか)

第3章 ワクチンとは何か(ジェンナーの種痘の発見から始まるワクチンの歴史、ワクチンで予防可能な病気 ほか)

第4章 新型コロナウイルスに対して、どのワクチンが有効なのか(新型コロナウイルス1ウイルスの構造、新型コロナウイルス2 ウイルスの侵入と増殖 ほか)

第5章 ワクチン後進国から脱却を(新型コロナウイルス感染症の予防接種、ワクチンの副反応について ほか)

おわりに 

参考文献

 

横浜市立大学名誉教授。感染症専門医・ワクチン学専門。1971年に横浜市立大学医学部を卒業後、ハーバード大学、メイヨークリニック等でアシスタントプロフェッサー、デューク大学客員教授等を歴任。1983年より横浜市立大学医学部微生物学教授、2001年より同大学医学部長、副学長等を兼任。2010年より同大学名誉教授となり、2012年にワクチン研究所を併設した奥田内科を開院。日本細菌学会名誉会員、緑膿菌感染症研究会名誉会員。日本感染症学会、免疫学会等の評議員、感染症制御専門医。英文原著論文約350編

 

【No.885】新型コロナワクチンを打つ前に知ってほしい大切なこと 感染症の専門家が教える 奥田研爾 現代書林(2021/05)