老年期にトラブルに巻き込まれないための方策、また巻き込まれた際の冷静な解決策について説明がありました。
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新常識は「定年70歳、人生100年の人も珍しくない」、いや、「働けるまで働く、人生100年は当たり前」が真実かもしれません・
衣食住が足りて礼節を知る、普通に暮らせる当たり前の日々はかけがえのないものです。
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平凡な毎日こそ最高の人生であること。大喜びするような出来事が何も起きない日々はつまらないかもしれません。でも、大きな問題が起きない日が続くことほど、幸せなことはありません。
出世や収入の増加、良い会社に入るといった「成功・達成」より、知り合いや友人が多いなどの「愛情・つながりよりも、ストレスやイライラを感じずに生きていけるような「心身の健康」が大事になります。
198P老後は(現役時代と比べて)優先順位を逆転させるとうまくいく!
老後の人生は、まずは自分の幸せから、次に他者とのかかわり、最後に趣味でもスポーツでも何でもいいので目標達成という優先順位で生きることが、無理なく幸せになります。
まずは「セロトニン」を分泌させる「心身の健康」、次に「オキシトシン」を分泌させる「愛情・つながり」、最後に「ドーパミン」を分泌させる「成功・達成」という生き方が理想となります。
ブルーゾーンとは、沖縄などの健康長寿の住民が多いエリアのことを指します。
長寿になるかどうかは別として、健康的に生きていきたいのでこの9つは参考にしたいものです。
182P健康長寿のエリアの住人が心がけている9つの習慣
アメリカの研究者ダン・ベットナー率いる専門家チームの調査による
1 日常生活で規則正しく、よく体を動かしている(座る時間が多い生活様式とは無縁である)
2 生きがいがあり、毎朝起きるための目的がある
3 ストレスが少ない生活習慣となっている(祈りの時間、ティータイムなどが組み込まれている)
4 腹八分目
5 野菜中心の食事
6 適量の酒を楽しむ(地中海であればワイン、沖縄であれば泡盛)
7 健康的な習慣を促進するような社会的なグループに参加する
8 宗教グループの活動に参加して、お互い助け合う環境で過ごす
9 家族間の絆が深い
少子超高齢化時代は、先があまり見えないと言われています。
老年期や老後と聞いて不安に感じる人も多いのではないかと思います。
趣味に生きるにせよ、仕事をするにせよ、地域に関わるにせよ、いずれにしても何かしら考えているのならば、定年後ではなく今から行動に移すべきです。
老後で大きなカギとなるのが、両親や自分の認知症やお金の問題です。
日本の後期高齢者の3人に1人が要介護認定者であり、女性の場合では、介護の原因として最も多いのが認知症です。また更年期を過ぎると、男女ともにホルモンが減少してストレス耐性が低下するため、更年期障害やうつ病にも気をつけねばならない。
お金に関しては、同じ会社に長年勤めて定年が近づく前に役職定年を迎える。役職定年を迎えると仕事は変わらずとも収入が減ります。そのまま会社に留まるのか、転職するのか、独立するのかを考えておかないといけない。
繰り上げ支給も考えられますがいまの年金受給開始年齢は65歳からです。人生100年時代を見据えて健康に留意しで、できるだけ長く働けることが必要であると思います。例えば、68歳に年金を繰り下げして増加させてもらうことが想定されます。
この人生100年時代、いまからあと何年生きるのかと逆算し想定しながら、趣味や仕事、社会とのつながりを持ちながら人生を謳歌していこうと思っています。
<目次>
はじめに
第1部 老後の年表(50歳 親の介護で「介護うつ」と「介護離職」が忍び寄る、51歳 更年期障害で、妻の長年の怒りが爆発、53歳 親が亡くなり、遺産相続の争い勃発、55歳 役職定年。働き盛りに給与もやりがいもカット、56歳 熟年離婚予備群に仲間入り ほか)
第2部 老後の生活が豊かになる3つの視点(自分はどうなると一番幸せか?すべては、この「問い」から始まる、「労働収入」「年金収入」「不労収入」の3収益を確保する、不動産投資にお勧めなのは「東京×中古×ワンルーム」、家族との付き合い方は優先順位が案外大事、収入アップと仕事の成功で、本当に幸せになれました? ほか)
おわりに
1972年生まれ。オランダ、スペイン、北海道のニセコなどを転々とし、現在は東京在住。現在は、老後問題解決コンサルタントとして活動。不動産会社の日本財託に勤務し、相続など資産の問題をはじめ、数多くの老後問題に遭遇、解決に導いてきた。特に家族信託のアドバイスに定評がある。メディアに多数出演
【No.810】老後の年表 人生後半50年でいつ、何が起きるので、私はどうすればいいの横手彰太 かんき出版(2021/04)
