徳川家康はここでは紹介されていませんでした。
彼には失敗はかったのではなく、将来的にその失敗を生かし成功したからだと思います。
平清盛や源義経、源頼朝、上杉謙信、武田信玄、武田勝頼、浅井長政、織田信長、豊臣秀吉、石田三成、伊達政宗、毛利輝元等々、大河ドラマの主人公となるような、そうそうたる戦国武将たち。
英雄たちが選択するときに失敗を犯したのだ。
日本史を彩る英雄たちが起こした数々のしくじりを検証してそこからの学ぶことが未来の子孫の役目であろう。
成功よりも失敗が教訓とすることが多い。
人物掌握術や社交儀礼、後継者問題、遠交近攻などの戦術まで、歴史の中から現代に換骨奪胎して役立てる豊かな学びがあるのではないでしょうか。
これは歴史を学ぶメリットと言ってもよいものです。
いまに同様の事例があったら、日常の小さな問題から仕事の大きな決断まで生かせます。
また、もしもあのとき成功していたならば、歴史はどう変わっていたのかなどと想像したりできたら面白い。
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本書の試みとしては、歴史上の失敗を取りあげることで、その時代の特徴を分析しながら、なぜそれが失敗だったのかをあきらかにする。そしてもし失敗がなかったら、歴史はこう変わっていたかもしれないと推測する。
<目次>
はじめに
第1章 鎌倉時代の失敗
第2章 南北朝時代の失敗
第3章 室町時代の失敗
第4章 戦国時代の失敗
第5章 安土桃山時代の失敗
第6章 関ヶ原の失敗
1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。文学博士。専門は日本中世政治史、古文書学。著書に「日本史のツボ」「承久の乱」「軍事の日本史」など。
【No.809】「失敗」の日本史 本郷和人 中央公論新社(2021/03)
