「難しい本から逃げて、やさしいものばかり読んでいると脳は退化する」
カール・マルクス「資本論」、フリードリヒ・ニーチェ「ツァラトゥストラ」、西田幾多郎「善の研究」など。
いつも柔らかい離乳食のような食べ物ばかり口にしていると、しだいに歯ごたえのある食べ物、難しくて骨のある文章が受け付けられなくなるのだ。
自分の体に置き換えてみても、使わない筋肉は衰えていくのみ。
難解な本は最初にわかりやすい解説本を読むなど、おおまかにその本の全体を把握してから。
振り返ってみると、国内のベストセラーや各種受賞作、また自分の好きな分野や作家さんを読んでいることに気がついた。
海外のものは読んでこなかった。
宗教観、言葉、環境などが違い理解し難く読みづらいと避けておいた。
ぼくにとっては、まずは海外のものから。
読書と共に知的好奇心に溢れた充実した人生を歩んでいきたい。
<目次>
はじめに
第1部 難しい本の読み方「理論編」(やさしいものばかり読んでいると脳は退化する、今、難しい本を読むことの意味、チャレンジする勇気を持とう、「難しさ」は「意味のない難しさ」と「意味のある難しさ」に分けられる、無意味な「難しさ」に付き合ってはいけない ほか)
第2部 難しい本の読み方「実践編」(ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル『精神現象学』、カール・マルクス『資本論』、フリードリヒ・ニーチェ『ツァラトゥストラ』、フェルデイナン・ド・ソシュール『ソシュールの思想』、西田幾多郎『善の研究』 ほか)
参考文献
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮澤賢治という身体』(世織書房、宮澤賢治賞奨励賞)、『身体感覚を取り戻す』(日本放送出版協会、新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数
