【No.781】大義 横浜みなとみらい署暴対係 今野 敏 徳間書店(2021/03) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

ハマの用心棒と呼ばれている暴対係長の諸橋と暴対係長補佐で相棒の城島。

本物の暴力団と見分けがつかないような浜崎やパソコンマニアでインターネットに強い八雲、合気柔術の達人であり秘密兵器の倉持など、異色で多彩な才能を持つ人間味のある班員たちに囲まれて彼らは数々の事件を解決していくスピンオフ集。

7つの章それぞれに諸橋班のメンバーたちの魅力が描かれています。

地元のヤクザ神風会組長の神野の存在が、山椒の実のように短編集にぴりりと効いていてよい味を出しているのは確か。

 

257P

倉持の言葉が続いた。

「心技体は、すべてを充実させる必要などはない。どれか一つを選んで延ばせば、他の二つのレベルも上がる。自分は勝手にそう解釈しているんです」

諸橋はうなずいた。

 

 <目次>

タマ取り

謹慎

やせ我慢

内通

大義

表裏

心技体

 

 

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年「怪物が街にやってくる」で第4回問題小説新人賞を受賞。東芝EMI勤務を経て専業作家となる。2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。08年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞ならびに第61回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門をダブル受賞。17年「隠蔽捜査」シリーズで第2回吉川英治文庫賞受賞。著書多数