【No.769】天使と悪魔のシネマ 小野寺史宜 ポプラ社(2021/02) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

世の中の突然死に関しては、もしかしたら天使と悪魔の駆け引きによって左右されているのかもしれない。

そんな中、霊体の存在も織り交ぜながら人の生死の真相や物事の裏側を描く物語集だった。

死後の世界や天使と悪魔、宇宙人もなかに出てきた。

最後のお話で、色々な物語が一挙に繋がった連作の短編集だった。

冷静に考えると恐ろしく怖い生死に関わるお話だったのにもかかわらず、ほのぼのした読後だったのは、小野寺さんらしい優しい文体だったからなのかもしれない。

 

 <目次>

1 レイトショーのケイト・ショウ

2 天使と一宮定男

3 悪魔と園田深

4 今宵守宮くんと

5 カフェ霜鳥

6 ほよん

7 LOOKER

8 おれ、降臨

9 宇宙人来訪

10 中津巧の余生

 

 

千葉県生まれ。2006年『裏へ走り蹴り込め』でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。著書に『ひと』(2019年本屋大賞2位、祥伝社)などがある