【No.765】江戸染まぬ 青山文平 文藝春秋(2020/11) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

直木賞受賞作『つまをめとらば』以来の青山さん。

時代小説を読みなれていないので、ある程度、脳トレのような感じで読み進めた。

全体的に柔らかい主人公の語り口調となっている。

「旗本の次男坊で部屋住みの俺は、武家であらねばならぬ、などとは思っていない。堅物の兄が下女に好意を寄せているのを見て取って、わざと下女にちょっかいを出そうとするが、気づくと女は身籠っていた。しかも父親は、隠居の祖父だという。六十九歳の老人に女で負けた俺がとった行動は!」

江戸に生きる人々が織りなす鮮やかな人生たち。

彼らの心意気や想いを描く六つの短編集だった。

 

 <目次>

つぎつぎ小袖  

町になかったもの  

剣士 

いたずら書き  

江戸染まぬ 

日和山  

台  

 

1948年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒。経済関係の出版社勤務、フリーライターを経て、2011年『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞。15年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞、16年、『つまをめとらば』で直木賞を受賞。