日頃から気軽にいろいろなことを相談ができる知り合いがいると嬉しい。
生活に身近にある小さな事柄から、大きなトラブルまでを防ぐための必要なアドバイザーとして弁護士などの専門的な法律事情を精通している人。
日頃から些細な体の変化があれば問題になる前に相談できる、かかりつけ医のようなお医者さん。
人の生死について熱く語り合いときにはとくとくと説教をしてくれるお坊さんのような存在です。
コロナ禍において、将来の不安を案じて自死を選ぶ人がいます。
また突然起こりうる交通事故やガンなどの病気で亡くなられることから、死と言うのは生と隣り合わせです。いつかは自分も必ずそうなるのです。いまからその心の準備をしておきたいと思っています。
この死と向き合うことで、自分はいまどうすべきなのか、これからどう生きていくべきなのかを考える機会となります。
この本では、死について不確かな知識を明らかにするための情報が多くありました。
死とはどのような状態なのかというと、呼吸の停止や心拍の停止、瞳孔反応の消失があり、医師が死亡の判定を行うことです。
日本人の三大死因は、かつて悪性新生物、心疾患、脳血管疾患だったが、3番目に「老衰」となったこと。
医学的には、譫妄と診断されるいわゆる「お迎え現象」では、「恐怖ではなく、実に穏やかな表情で話してくれた」「普段通りだった」「落ち着いたようだった」「安心したようだった」という人が多いこと。
臨死体験は、心停止やそのほか生命の危機状態におけるような生理的に死に近づいた人々、死に至るかもしれないという恐れがある事故や病気において、通常とは異なった、しばし鮮明かつリアリティをもち、ときに深い人生の変化を引き起こす体験と定義されている。この体験後に、「健康、安全に配慮するようになった」「周囲からの助けに感謝するようになった」「人生と言うのは有限なんだ、と自覚した」「物事の優先順位をつけるようになった」「生き残った命をどういう風に使うか深く考える」などという前向きな意識の変化が起こり死生観が変わったという……。
キリスト教やイスラム教、仏教などの三大宗教の紹介をはじめ、多くの宗教の現場を取材し死に関する知識を得るととともに、東日本大震災の体験談やコロナ禍において、いままでの当たり前の日常がどれほど素晴らしくて有難いものだったのか、さらに強く教えられた良い機会となりました。
<目次>
はじめに
第1章 そもそも「死」って何だろう
第2章 人はなぜ死ぬのだろうか
第3章 宗教でこんなに違う「死生観」
第4章 「死ぬとき」に起こること
第5章 「突然の別れ」と向き合う
第6章 「死」をめぐる質問にお答えします
おわりに
コラム 世界のお葬式から
主要参考文献
1950年生まれ。ジャーナリスト、名城大学教授、東京工業大学特命教授、東京大学客員教授、愛知学院大学特任教授。立教大学、信州大学、日本大学、関西学院大学、順天堂大学でも講義を担当。慶應義塾大学卒業後、73年にNHK入局。94年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年に独立。
