『No.749】くそじじいとくそばばあの日本史 大塚ひかり ポプラ社(2020/10) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

古典を題材にしてしたたかに貪欲に歴史を生き抜いたおじいさんとおばあさんに対してそんなにみそくそに酷く言わないで。

コロナ禍の下で彼らを笑い飛ばすくらいにして、卑下しない余裕感を日本人は持っていけたら!

 

日本の歴史を真面目過ぎずに、別途面白くおかしく愉しく学ぶ機会があったらよいと思います。

じつは一休さんはエロ爺でした。

若さを貪る爺婆や婚活詐欺婆、押しかけ婚熟女もいました。

あの後白河院との若き日のスキャンダルを暴露したのは、待宵小侍従です。

一寸法師を厄介者扱いにしたことや竹取の翁のかぐや姫へのセクハラ発言もありました。

昔話に出てくるおじいさんとおばあさんには、意外とよい人が少ないのがわかりました。

 

 <目次>

はじめに くそ爺婆はかっこいい

第1章  正史に残る最高齢者は「くそじじい」だった

第2章  「ルポライターばばあ」が歴史を作る

第3章  爺婆は最高の「歴史の証人」だ

第4章  凄まじきは老人の権勢欲

第5章  八十一で政界デビュー!!百歳過ぎても政界に君臨

第6章  一休さんはエロじじいだった

第7章  平安・鎌倉時代のアンチエイジングばばあ

第8章  戦国時代に「老人科」を作った老医師がいた

第9章  昔もいた「迷惑じじい」

第10章  西鶴の見たくそばばあたち

第11章  昔話のおじいさんとおばあさんは意外と「いい人」が少ない

第12章  「鬼婆」の正体

第13章  前近代の8050問題?『浦島太郎』の真実

第14章  昔の人は短命はウソ!ヤバい老人クリエーター

 

1961年生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻卒業。古典エッセイスト。著書に「本当はひどかった昔の日本」「女系図でみる驚きの日本史」など。