胡蝶は夢なのか 知っておきたい中国故事 佐藤利行 越智光夫 中央公論新社(2020/02) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
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そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「古典から学べ」

ぼくは、現在の立ち位置を考えて未来を志向するためには、過去に学ぶことが重要だと思っています。

「彰往察来」過去に学んで未来を予想すること(易経)

「温故知新」前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして新たな道理や知識を見出し自分のものとすること(論語)

 

吾十有五にして学に志す(論語)や学びて思わざれば、則ち罔し(論語)、五十歩百歩(孟子)、胡蝶の夢(荘子)、出藍の誉れ(荀子)、株を守る(韓非子)など、高校の教科書に載っているような有名な故事成語が掲載されていました。

 

現代に起きている事象に対応するための普遍的な肝のようなものは、過去に起きていることからその心が学べるものです。

せっかく現在まで伝わってきた叡智を知らずにして徒手空拳で戦えば、敗れるのは必至です。

 

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

ドイツ初代宰相ビスマルクのこの言葉をよく頭に思い浮かびます。

過去から学ぶことによってあらかじめ失敗しないようによりよい判断をしていきたいものです。

 

 

 <目次>

まえがき 越智光夫

朋有り遠方より来たる(論語)

吾十有五にして学に志す(論語)

後生 畏るべし(論語)

剛毅木訥、仁に近し(論語)

憤せずんば啓せず、はいせずんば発せず(論語)

学びて思わざれば、則ち罔し(論語)

伯牛 疾有り。子 之を問う(論語)

助長(孟子)

五十歩百歩(孟子)

其の天爵を修めて、人爵 之に従う(孟子)

是れ為さざるなり。能わざるに非ざるなり(孟子)

天網恢恢、疎にして失わず(老子)

小国寡民(老子)

胡蝶の夢(荘子)

吾は将に尾を塗中に曳かんとす(荘子) ほか

 

 

佐藤利行

1957年、広島県生まれ。漢文学者、専門は中国六朝文学。比較文化学。広島大学副学長・理事。80年広島大学文学部文学科中国語学中国文学専攻卒業。85年同大学院文学研究科博士課程満期退学。93年広島大学文学博士。2001年から広島大学大学院文学研究科教授。中国首都師範大学特聘教授、外交学院客員教授などを務める。

 

越智光夫

1952年、愛媛県生まれ。広島大学学長。専門は膝関節外科。広島大学医学部卒業後、島根医科大学教授などを経て、2002年広島大学大学院医歯薬学総合研究科教授就任。三次元自家培養軟骨移植の開発などの功績で04年に内閣府の産学官連携功労者表彰「日本学術会議会長賞」、12年に中国文化賞(中国新聞社)を受賞、15年に紫綬褒章を受章。