ケント・ギルバートさんのぼくのイメージは、テレビ番組『世界まるごとHOWマッチ』にレギュラー出演していたときの大橋巨泉さんとの丁々発止、柔らかい朗らかな気性のままです。
しかし、この中ではそうではありませんでした。
世界の安定のため強い自己主張がたくさんありました。
日米安全保障条約は、アメリカの国益に適っているから結んでいる、日本ももっと国益である安全保障を考えて発言や行動すべき。日本はこの条約の恩恵にあずかっていることをつよく認識すべきだ……。
近隣諸国や諸情勢、条約が締結された歴史的な背景などとともに、日米同盟の重要性や意義を熱く強い口調で説き伏せられていたのが印象的でした。
はじめに
序章 世界の安全を脅かす、平和主義者なる人々
第1章 安全保障を日本人が考えない理由
第2章 中国、ロシア、北朝鮮に向き合う自衛隊と在日米軍
第3章 誤解だらけの日米安全保障条約
第4章 日本の美点とアメリカの欠点
第5章 日本の欠点とアメリカの美点
第6章 世界の平和の鍵を握る日本
1952年、米国アイダホ州生まれ、ユタ州育ち。70年、米ブリガムヤング大学に入学。翌71年、初来日。経営学修士号(MBA)と法務博士号(JD)を取得したあと国際法律事務所に就職、企業への法律コンサルトとして再来日。弁護士業と並行し、83年、テレビ番組『世界まるごとHOWマッチ』にレギュラー出演し、一躍人気タレントとなる。2015年、公益財団法人アパ日本再興財団による『第8回「真の近現代史観」懸賞論文』の最優秀藤誠志賞を受賞。
