【No.727】空気を読む脳 中野信子 講談社(2020/02) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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人の行動が脳や遺伝子により特徴があったことについて、脳科学者である中野信子さんが他者の意見を引用しながら説明されています。

 

不確実なときに前に進むためには、脳からドーパミンという快楽物質が出ていたとは、知りませんでした。

それではワクワクドキドキしますね。

54-55P 不確実性にわくわくする脳

私たちは先の展開がわからない状態を好む性質があるのです。これは一体なぜなのでしょうか。

疑問に対するひとつの答えは、長い生命の歴史の中で、生きることそのものが賭けのようなものだったからということができるでしょう。

(中略)

選択の連続である生のさなかにあって、確実なことしか選ぶことができない、となると、ほとんど何も決定することができません。そこで、未知の世界に勇んで飛び込んでいけるように(ときには勇み足となることもありますが)、わざわざ脳の快感を覚える部位を刺激するドーパミンを利用して、わからないほうが楽しい、興奮する、という仕組みを脳につくりあげてきたのです。

 

下に書いてあるような、人様の害悪となるような男性がいます。

サイコパス、マキャベリスト、ナルシストの3要素を持っているダーク・トライアドの男性です。

そういうのを、女性が肌で?脳で?直感で?感じているのかどうかはわかりません。

一部の男性だとは思いますが、女性にモテているのはなぜなのかという疑問の答えのひとつとなりました。

また、自分の遺伝子を後世に残したいという遺伝子は女性だけでなく男性も同じでしょう。

だから、男性も遺伝子を子孫に繋いでくれそうな女性を選ぶのではないのかなと思います。

70P ダメな男がモテる理由

人を騙したり、あちこちに借金を抱えていたり、トンデモないウソつきだったりするダメ男が、なぜか絶世の美女を次々にものにしていたりすることです。

女性は、サイコパス、マキャベリスト、ナルシストの3要素を持っている男性に惹かれやすいことがわかっています。この3要素はダーク・トライアドと呼ばれます。

ダーク・トライアドの男性は、「新奇探索性(リスクを冒してでも新しいものごとに挑む性質)」が高く、性的にもアクティブなので、遺伝子を広く拡散する性質があります。

つまり、女性にとって、ダーク・トライアドの男性と子孫を残し、そこに半分、自分の遺伝子を乗っけてしまえば、その子孫も同じようにあちこちで遺伝子をばらまいてくれる可能性があり、効率よく自分(女性)の遺伝子も次世代につないでくれる確率が上がる、というわけです。

でも、一方ではダーク・トライアドの男性と関係を持つと、恋愛関係や結婚生活そのものは破綻しやすく、面倒なことにもなりかねません。また、不倫と呼ばれる関係にもなってしまいやすく、世間からバッシングされるリスクも高くなります。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 犯人は脳の中にいる―空気が人生に与える影響とは?(“カミカゼ遺伝子”は脳内に現代も息づいているか、日本人はなぜ「醜くても勝つ」より「美しく負ける」を好むのか、ブランドを身に着けると、なぜ「人生で得をしがち」なのか、日本人は富裕層になれても大富豪にはなれない?、不倫もバッシングも脳や遺伝子に操られているのか?)

第2章 容姿や性へのペナルティ―呪いに縛られない生き方(女性の容姿への「残酷な心理実験」が映し出す現実社会、女という「呪われた」性で「婚活」に苦しむ日本人女性、レールを敷く親―子どもを蝕む「毒親」とは?、同性愛の科学―“生産性”をめぐる議論に寄せて)

第3章 「褒める」は危険―日本人の才能を伸ばす方法とは?(失敗を恐れる脳―日本人はなぜ「挑戦」しなくなったのか、なぜ報酬がいいとやる気や創造力が減退してしまうのか、「すぐに返信しない男」と「既読スルーを我慢できない女」、「超一流」が育ちにくい時代に才能を伸ばす脳の育て方とは?、20代までも成長し続ける脳が味わう試練と、その助け方)

第4章 「幸福度が低い」わけがある―脳の多様すぎる生存戦略(日本人の脳をつくったのは、環境か遺伝子か?、「弱み」は人間の生存戦略上なくてはならない)

おわりに 

 

1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。脳や心理学をテーマに、人間社会に生じる事象を科学の視点をとおして明快に解説し、多くの支持を得ている。現在、東日本国際大学教授。テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。 著書に「サイコパス」「キレる!」など。