いつか経験しなければならない相続問題(争族とならないように)と、
そこに至るまでに経験する介護問題があります。
森永卓郎さんが実際に経験された事例をベースにして書かれているので既視感や納得感がありました。
民法改正なども踏まえた現実的なアドバイスもあり参考となります。
いつかはと思いながらも後回しにしてきたことです。
もうそろそろ、からだとこころの準備もしなければいけない時期にきたのかと思いを強く持ちました。
相続してすぐ売却しておけば、固定資産税や修繕などの手間や損失がぐっと抑えられた可能性があります。
他山の石として考えていきたい。
143P 実家管理に2400万円を投じた松本明子さん
いくら遺言だからといって、住みもしない家を持ち続けるとろくなことにならない。たとえ、「実家を守ってくれ」と亡くなった親から頼まれたとしても、さっさと売り払って「第2人生」へと気持ちを切り替えたほうがスッキリする。あるいは実家を売り払う手続きすら割愛して、相続放棄したってよいのだ。
「やりたいこと、好きなこと、興味があることを思いきりしているので幸せだ」という森永さんを目標としたい。
できることなら、ぼくもこうありたいものだと思います。
188P
一度きりの人生なのだから、悔いのないようにととにかく楽しんだほうがいい。思いつきでも何でもよいから、やりたいことがあったら、とりあえず何でも始めてしまう。うなくいかなかったら、クヨクヨせずに次の別のことを始めればよい。家族や人様に迷惑をかけないように手を打ちながら、好きなことを思いきりやる。そして天寿をまっとうしたらパッタリ逝くのが理想の人生だ。
「争族」問題も「負動産」問題もきれいに片づけ、人生の総仕上げの時期には、やりたいことをやって楽しい晩年を過ごす。「あの人はやりたいことをやりきって、幸せな人生を過ごしたものだな」と呆れながら、後顧の憂いを残さずあの世へと旅立つ。そういう者に、私はなりたいのである。
<目次>
はじめに
第1章 「相続」は突然やってくる
第2章 今日から始める「生前整理」
第3章 ここがおかしい相続税
第4章 財産キープのルール
第5章 相続放棄プロジェクト
第6章 人生の仕舞い支度
おわりに
1957年7月12日、東京都目黒区生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業。日本専売公社、日本経済研究センター、経済企画庁での勤務を経て、91年より三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)研究員。2006年より獨協大学経済学部教授を務める。専門分野はマクロ経済学、計量経済学、労働経済学、教育計画。ミニカー三万台のコレクターとしても名を知られ、埼玉県所沢市に私設博物館「B宝館」を開館した。
