20P 2040年には、独身者が47%、15から64歳の有配者は31%、65以上は22%(2015年はそれぞれ41%、39%、20%、1980年は、それぞれ34%、59%、7%だっだ)
将来の日本には、独身者が半数を占め、結婚せずに一人で生きることが当たり前になる社会が到来するという。
それを見据えてどうしていけばよいのか。
以前の「多産多死」から「多産少子」→「少産少死」→「少産多死」へ。
いまは「少産多死」時代への過渡期であり、出生数よりも死亡数の多い「多死社会」に突入している。
人口減少を食い止めるためには、よく言われている少子化問題ではなく、本質は少母化問題なのです。
一人の女性が一生の間に子どもを生む合計特殊出生率を高めるよりも、本当に必要なのは、結婚を促進する対策を取らないといけないのだが……。
多死社会では、どこかに所属するよりも、これからは接続するコミュニティへのつながりを重視する方向へ転換していくと思います。
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これまでは、家族、地域、職場などの所属するコミュニティ。
これからは、本、趣味、仕事、飲み会などの接続するコミュニティ。
コミュニティは、人とつながるためのシナプスのような役割。
結婚とかソロとかの状態にかかわらず、人は個人として何かと誰かと接続せざるを得ない。
<目次>
はじめに
第1章 「ソロ社会」化する日本
第2章 孤独とは悪いことなのか?
第3章 ソロの幸せ、既婚者の幸せ
第4章 恋愛強者と恋愛弱者の生存戦略
第5章 ソロ化と集団化の境界線
第6章 自分とは何か―一人の人間の多様性
第7章 世の中を動かす「感情主義」のメカニズム
終章 「withコロナ時代」の生き方を考える
あとがき 荒川和久
荒川和久
独身研究家/マーケティングディレクター。ソロ社会論および非婚化する独身生活者研究の第一人者として、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・Webメディアなどに多数出演。韓国、台湾などでも翻訳本が出版されるなど、海外からも注目を集めている。
中野信子
1975年、東京都生まれ。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授。テレビ番組のコメンテーターとしても活躍中。
【No.724】「一人で生きる」が当たり前になる社会 荒川和久 中野信子 ディスカヴァー・トゥエンティワン(2020/12)
