【No.694】14歳の教室 どう読みどう生きるか 若松英輔 NHK出版(2020/07) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

たとえば「対話」について。

これができる人との出会いは、千載一遇の貴重な機会です。

本当の意味を分かって、話し合いながらコトバを深く分かち合えることを願っています。

相手に対して自分の心を開きあい分かり合える行動をしていきたいものです。

147P 対話・会話・雑話

会議と会話が似ているように、雑談と会話も似ています。雑談も同じ意味で「雑話」という表現もあります。「対話」「会話」「雑話」という三つの「話し合い」があるわけです。

 

153P 対話の条件

対話の相手をどう見つけるか、ではなく、どうしたら、よき対話の相手になることができるか、なのです。そのためには、よく「話す」人になるよりも、よく「聞く」人になることです。

154P

対話が実現しているとき、言語はあまり役に立たないこともあります。たとえば、皆さんが好きな人といっしょにいるときなどを思い浮かべれば分かります。そうしたとき人は、言葉より先に、その場の空気にさえ意味を感じるものです。

いかに深くコトバを分かち合うことができるか、それは対話の条件です。人は本当のことは口に出さない。むしろ本当のことは言葉にならない。

 

167P 他者に自分を聞く

「対話」とは、他者に向かって自分を開こうとする営みです。自分だけで問題を解決しようとする、そうした場所から離れることでもある。自分の問題を自分だけで解決しようとするとき、私たちは自分の可能性をどんどん小さくしているかもしれないのです。

 

 

6P はじめに

この本を読もうとしている若い人たち、あるいは内なる若者の眼で読もうとしている大人の人たちによって、この本がさらに豊かに育っていくことを願わずにはいられません。

 

 <目次>

はじめに

第1講 おもう

第2講 考える

第3講 分かる

第4講 読むと書く 1

第5講 読むと書く 2

第6講 対話する 1

第7講 対話する 2

おわりに

 

1968年新潟県生まれ。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 求道の文学」にて第14回三田文学新人賞評論部門当選、2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』(慶應義塾大学出版会)にて第2回西脇順三郎学術賞、2018年『詩集 見えない涙』(亜紀書房)にて第33回詩歌文学館賞詩部門、『小林秀雄 美しい花』(文藝春秋)にて第16回角川財団学芸賞、2019年に第十六回蓮如賞を受賞。