樺沢紫苑さんの本は、一回目では分からずに何回も読んでみてやっとわかる国語辞典のように手元に置きたい。
また身体にじわっと滋養強壮がついてくる栄養剤のように、やる気を出し活力をつけて意味を噛みしめるように時々読みたくなります。
こころとからだの健康に繋がる秘訣が書かれてありました。
共通しているのは、適度な運動や睡眠、バランスが取れた食事などの良い生活習慣、そして細く長く社会とつながりを持ち続け社会の役に立つことです。
病気や新型コロナに罹らないようにするための免疫力アップにもつながります。
これらを知ったら実践するのみです。
86P 運動のすごいメリット
運動するだけでほしいものはすべて手に入る
幸福物質と呼ばれる「ドーパミン」や「セロトニン」が分泌され「幸福感」に満たされます。
運動で得られるメリット
・ダイエット効果 やせる、体重減少
・身体の健康効果 病気の予防、寿命が延びる、健康寿命が延びる
・脳の活性化 頭がよくなる、仕事力のアップ、学校の成績がよくなる、脳の老化防止
・疲労回復の効果 睡眠改善効果、疲労回復効果
・メンタル改善効果 感情の安定化、メンタル疾患の予防、治療効果、ストレス発散効果、考え方がポジティブ、前向きになる
・魅力が高まる 男性・女性の魅力が高まる
100P 成長ホルモンを出す方法
睡眠と運動。しんどいときが踏ん張りどきが成長ホルモン分泌のチャンス
成長ホルモンの効果
脂肪の燃焼、ダイエット効果。筋肉をつくる、筋力アップ。骨を強くする。新陳代謝亢進、美肌効果。アンチエイジング効果。免疫力アップ。疲労回復効果。糖尿病予防
成長ホルモンの分泌
1 運動すればするだけ出る
2 つらい、きついと成長ホルモンが出ている
3 筋肉量が多い 筋トレが成長ホルモンを十分に分泌させるために不可欠
4 空腹で運動する 満腹の状態(血糖値が高い状態)では分泌が抑制される
5 インターバルトレーニング 強い強度の運動と軽い運動(短い休憩)とを反復
はじめに
序 基礎知識
1 睡眠(日本人の4割は睡眠不足、睡眠不足は、「命」を削る―睡眠不足のデメリット1 ほか)
2 運動(運動のすごいメリット、運動不足のすごいデメリット ほか)
3 朝散歩(「朝散歩」で文章が3倍速く書ける、朝日が幸福物質「セロトニン」を活性化する ほか)
4 生活習慣(喫煙者は、喫煙したときしか集中力がない、タバコの害を帳消しにする方法 ほか)
5 休息(「自己洞察力」アップが最大の健康法、孤独は健康に悪い ほか)
おわりに
参考・引用図書
著者プロフィール
精神科医、作家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。累計50万人以上に精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝える、「日本一アウトプットする精神科医」として活動している。30冊以上の著書がある。著書に「学びを結果に変えるアウトプット大全」など。