【No.672】銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2 中山七里 文藝春秋(2020/10) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

元判事、80歳を超えても法曹界で信望が高い高遠寺静おばあちゃんと中部経済界の重鎮、車椅子の暴走要介護老人探偵、香月玄太郎とが、常識外れの行動力をもってうまくかみ合い問題を解決に導く。

第四話「葬儀を終えて」から第五話「復讐の女神」への流れが見事で秀逸。さすが中山七里。

静のかつての同僚であった多嶋俊作や牧瀬寿々男判事が次々と不可解な謎の死を遂げる。

犯人の恐るべき策略が凄くて用意周到であり印象に残った。

至って冷静沈着で頭脳明晰な静の口調と歯に衣着せない玄太郎の毒舌セリフが合わさり、今回も痛快で爽快な5つのストーリーが楽しかった。

 

 <目次>

第一話 もの言えぬ承認

第二話 像は忘れない

第三話 鉄の柩

第四話 葬儀を終えて

第五話 復讐の女神

 

1961年、岐阜県生まれ。会社員生活を経て、2009年『さよならドビュッシー』で「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、翌年デビュー。幅広いジャンルのミステリーを手がける.。著書に「毒島刑事最後の事件」「テロリストの家」など多数。