【No.648】赤ずきん、旅の途中で死体と出会う 青柳碧人 双葉社(2020/08) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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前作の「むかしむかしあるところに死体がありました」では、日本の昔話をベースにしたものでしたが、今回は、西洋童話をベースにしたミステリーです。

 

赤ずきんちゃんが旅の途中で童話の登場人(動物)物、魔女、シンデレラ、ヘンゼルとグレーテル、眠り姫のオーロラ姫、オオカミ、マッチ売りの少女らと出会い事件を解決していくのです。

 

全ての章で赤ずきんちゃんが行く先々で次々と事件に出くわします。

そこで赤ずきんちゃんが推理を駆使して謎解きをしていきます。

ベースとなる基本的な原作のあらすじはそうなのですが、段々と不穏な空気になっていって、それぞれの世界観ならではのトリックを用いて犯行が行われます。

赤ずきんちゃんの聡明さもさることながら、人間の欲望が描かれ内容がブラックです。

最後の章では、赤ずきんちゃんがどうして旅をしているのか理由が明らかになります。

彼女のおばあちゃんの死が関係していました。

 

こんなミステリーがあったのか!と興奮気味な盛り上がり方が凄くて最後は一気読みでした。

赤ずきんちゃんの行動は華麗でスッキリ感もあり終わりには切なさもありました。