【No.646】仲良きことはよき哉 夫婦・幸せのルール 斎藤茂太 新講社(2020/05) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
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一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

親しい友人関係においても当てはまるのでしょうが、夫婦生活での円満のヒントのようなものを教えてくれています。

斎藤茂太さん。通称モタさんの言葉は、心にやさしく響いてきます。

総じて言えば、人生を上手く過ごしていく上での虎の巻というか秘訣を諭してくれているようなものです。

 

彼は、精神科医としてたくさんの患者さんに接して対応してきたことや、精神科医で歌人の父・斎藤茂吉さんの文筆家としての気構え・姿勢や奥さまのマネージャ的内助の功があった、家族など周りのみんなの支え合いや助け合いを得ながら生きてきたことがよくわかります。

 

「空気のような存在」の意味は、ぼくも同様にわかります。

夫から見た妻のことを、特に指しているのではないかなと思います。

当たり前な存在は、実はとてもありがたいことなのです。

 

12P 夫婦は空気のような存在?

ふだんはありがたみがわからないのですが、いなくなっては困る。とても困る。空気がなくなったら死んでしまいますから。そのくらい大事です。

家には「空気のような存在の人」がいて、いっしょにいるとそれだけで心が安らぐ。緊張もとれて、リラックスできる。

「空気のような存在」というのは、息をしやすい、自分に合った空気を与えてくれる人、と解釈してもいいだろう。

空気というのは、普段はそれがあってもありがたく思わない。ところが、もし空気がなくなってしまったらたいへんなことになる。そこで、ようやく空気というもののありがたさがわかる。

 

夫婦はもともと他人でした。

生活習慣や環境が違う他人同士が一緒に暮らしていくと、何かしら考えや意見が合わないことはあります。

ご縁があって夫婦となったのなら、一緒に楽しく暮らしていきたいものです。

妻に不満の全ては言わないことです。

一旦言葉を飲み込むときも必要です。

相手のプライドを傷つけてはいけないのです。

また、モタさんから、腹が立っても紙か手帳に書くとかして吐き出すことだそうです。さらに相手に手紙を出すこと、トイレに入って用を足すというのもありました。

しばらく時間が経つと気持ちはだんだん収まってきますから。上手にやっていくために少々の我慢や多少の気遣いもありでしょうか。

相手の方も同様にそう思っているのではないでしょうか。

 

69P これをいったらおしまい、夫婦ゲンカ禁句集

・親に似てだらしないなど、相手の両親の批判

・ハゲ、デブなど、相手の肉体の欠点をつく悪口

・甲斐性がない、生活無能力者など、相手の自尊心を傷つけるような言葉

 

96P 不満はワンクッションおいたほうがいい

夫婦もつかず離れずの距離を保ったほうがいい。

生活を共にしている夫婦だからこそ、相手に不満を直情的に訴えるのではなく、ワンクッションおいてから、それとなく相手に知らせる方法をとるのがよいのではないかと思う。

 

101P 「ごめんなさい」が言えない人は、「ありがとう」を

仲直りの方法は、謝るかわりに、何かにつけて「ありがとう」ということだ。

 

 <目次>

第1章 妻中心の家族がいい(夫婦は空気のような存在?、空気のような存在、わが家の場合 ほか)

第2章 ケンカしたり、笑い合ったり(ケンカもできる仲だから長続きする、これをいったらおしまい、夫婦ゲンカ禁句集 ほか)

第3章 幸せを感じられる結婚がいい(あえて結婚をすすめたい、結婚しても幸せになれない? ほか)

第4章 夫婦が「ほんもの」になるとき(本当の夫婦になるには十年かかる、夫婦にいちばん大切な「思いやり」 ほか)

 

1916年、東京生まれ。歌人で精神科医の斎藤茂吉の長男。精神科医、随筆家。悩める現代人の「心の安らぎコンサルタント」として、また、日本旅行作家協会会長、日本ペンクラブ名誉会長など多方面で活躍。2006年11月逝去。