日本人のぼくらにけっして忘れないようにと、東日本大震災や熊本地震のことが描かれていた。
多聞と名づけられた一匹の犬がいた。
この多聞が人を介して仙台から熊本まで辿り着く理由があった。
終わりの「少年と犬」で感動的な再会があるとは思いもしなかった。
また会えてほんとうに良かったと心から思えた。
<目次>
男と犬
泥棒と犬
夫婦と犬
娼婦と犬
老人と犬
少年と犬
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務、書評家などを経て、96年『不夜城』で小説家デビュー。同作で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大藪春彦賞受賞。著書多数
