青春時代。仕事を通じて世のため人のために役に立ちたいと思っていたことを思い出しました。
仕事ってなんのためにするのか?
22-25P 仕事は誰かの役に立つこと
私たちが生活をするとき、そこには必ず人と人とのつながり合い、助け合いがあるということです。
自分ではできないこと、労力や時間を割けないことを、他の人がする“仕事”に助けてもらう中で、私たちは生きているのです。
「どんな仕事も誰かの役に立っている」
「誰かにとって必要なもの・ことが社会の中で仕事として存在している」
なぜ僕らは働くのか、
その答えの1つは、助け合いでつくられるこの社会の一員になるためです。
お金を払う意味はなになのか?
33-34P お金と仕事の関係
世の中は仕事によって助け合いのネットワークができており、仕事に対しては、お金を払うことでお礼の気持ちを伝えるルールなのです。
お金を払うということは、その金額分の価値があると思っている意思表示でもあるのです。
(消防士や警察官、公立学校の先生などの)公務員は、人々により良いサービスを提供するために働いています。
こうした仕事に対しては、みんなの税金で「ありがとう」の意思を示しているのです。
子どもたちに訊かれたらこのように答えたい。
182P 勉強や学校は何のため?
学校の勉強は、社会に出るための基礎体力になります。将来の選択肢を広げるのに役立ちます。しっかりと取り組むことで自信を得る体験ができたら、それは立派な成功体験といえるでしょう。
これからの可能性は、青春時代よりも極端に少ないかもしれません。
でも大人でも、いまからでも、いつでも、いまなら遅くはないのではないか?
と訴えるように書かれてあるようにぼくは受け取りました。
202-203P あなたは可能性にあふれている
世の中のしくみや、世の中にどんな仕事があるのかを知る。
自分がやりたいことや、どう生きたら幸せかを考える。自信を持って、小さなことでもいいから行動する。
人生に正解なんてないから。
あなたには無限の可能性があります。あなたはなんにだってなれます。
あなたが自分の人生を楽しいものにしたいのなら、行動しましょう。自分の未来を切り拓くことができるのは自分だけなのですから。
小学校高学年から中学生や高校生に向けて読まれるように作られた本です。
あえて大人が読む意味・価値がわかる箇所がありましたので引用させていただきます。
2P 「はじめに」から
大人であっても、自分の仕事に不満を持ったり、不安があったりする人がいるでしょう。そんな大人にも読んでもらいたいのです。きっと初心に返って、仕事への意欲が湧いてくることでしょう。
219P 「おわりに」から
そして、社会に出てしばらく経ち、自分の仕事や生き方に悩みや迷いが生じたときにも、この本を読み返してほしいと思います。そのときには、日々の忙しさのせいで忘れていた大事なことを、この本が思い出させてくれるはずです。新しい道へ進む推進力を与えてくれるかもしれません。
仕事が落ち着いて生活も安定してきたころ、この本を読み返してもらえば、自分のそれまでの人生を振り返ることができるでしょう。「新しいチャレンジをしたい」という気力を与えてくれるかもしれません。
仕事と生活のバランスを考えて、自分らしく無理なく働くことや幸せを感じられるように日々暮らしていくことができればと思います。
<目次>
はじめに
第1章 仕事ってなんだ?
第2章 どうやって働く?どうやって生きる?
第3章 好きを仕事に?仕事を好きに?
第4章 幸せに働くってどういうこと?
第5章 大人も知らない未来の“働く”
第6章 いまあなたたちに伝えたいこと
エピローグ 君に伝えたかったこと
佳奈
略歴温かみのあるタッチ、やさしさあふれる表情の描写がとても素敵な、新進気鋭のイラストレーター・マンガ家。本書にてフルカラー70ページのマンガ描きおろしに挑戦。
池上 彰
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、1973年NHK入局。1994年から「週刊こどもニュース」のお父さん役を11年務め、2005年よりフリージャーナリストとして精力的に活動。
【No.637】なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと 監修池上 彰 Gakken(2020/03)
