深い教養がなければ海外の要人とは渡り合えないことがわかりました。
佐藤優さんの「教養」の定義に圧倒され目から鱗が落ちました。
ぼくは、いろいろなモノの意味を知っていることや、何かを判断するときに必要な知識があればそれが教養なのだという程度でしか考えていませんでした。
彼は、かつて外交官としてロシアなどの海外の要人と懇意となり同等の立場で修羅場を渡り合ってきました。
そのときには、仕事はもちろんのこと、自国や他国の歴史や古典、文化、宗教、哲学、芸術に関する書物を読んで、付け焼刃ではない根本的な素養を実際に身につけてきたのが役立ったのです。
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「教養とは、措定以外の出来事に適切に対処する力である」
それまで経験したことのない状況や出来事に対して、どう判断しどう行動するか。単に知識の断片があるだけでは対応できない。情報力、洞察力、想像力、分析力、判断力など、その人の全人格、能力が試され、「総合知」が不可欠になる。それがすなわち教養だと私は考える。
<目次>
まえがき
第1章 作家をつくる本の読み方
第2章 外交官をつくる本の読み方
第3章 人間をつくる本の読み方
第4章 教育者をつくる本の読み方
第5章 教養人をつくる本の読み方
第6章 キリスト教者をつくる本の読み方
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。『国家の罠』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。『自壊する帝国』(新潮社)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他の著書に「自壊する帝国」「人に強くなる極意」など。
