俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーが主演している映画に「ターミネーター」がある。
このシリーズのうち、ターミネーター(ロボット兵器)がある時、自身の感情や意思など知能を持って、人間たちを自分たちの敵と考えて人間を排除するため、殺戮・抹殺していくのだ。
この映画を見ているときに感じていたことを。
ロボットは、人間が人間に役立つために作ったものだ。
彼らが物事を認識し判断し行動する責任は、当然人間側が持つ。
彼らに任せきりにせずに最終的な決定は人が関与しなければならない。
そうでないと「ターミネーター」のような世界が、未来に現実として起こってしまうのではと戦々恐々としたことを。
31P シンギュラリティ-技術的特異点
すでに2015年の段階で、人工知能の能力は猫の頭脳を超えたと言われていますが、2030年には人工知能の能力は一人の人間の頭脳を超え、2045年には人工知能の能力は全人類の頭脳を超えるとされています。人工知能が人間を支配するかもしれません。
63P 感情は論理的・合理的判断にとって邪魔者
下手に感情をコンピューターが持ってしまうと、怖いSF映画のように人間が支配されてしまうかもしれません。なぜなら、感情とは、論理的で合理的な判断を逸脱させるときに活用されるものだからです。
<目次>
はじめに
1 AIのこれまで(人工知能とは何か、そもそも知能とは何か、人工知能と産業革命;人工知能の歴史、第一次~第三次ブームまで、人工知能の温故知新)
2 AIのいま(人工知能は感情を持てるのか、AIが得意なこと、苦手なこと、人工知能が抱える問題点、AI社会の中で)
3 AIのこれから(AIは人間を超えるのか、スゴイ人工知能、人工知能のこれからの課題、人工知能とのつきあい方)
用語解説
さくいん
同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科教授、人工知能工学研究センター・センター長。2000年、同志社大学工学部知識工学科卒業。2002年、同志社大学大学院工学研究科博士前期課程修了。三洋電機株式会社(のちにパナソニック傘下)研究開発本部に勤務後、2007年、同大学院博士後期課程修了。徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部助教、同志社大学理工学部インテリジェント情報工学科准教授を経て、2017年より現職。主な研究テーマは知識・概念処理、常識・感情判断、意味解釈。
【No.615】はじめてのAI やさしく知りたい先端科学シリーズ6 土屋誠司 創元社(2020/08)
