【No.601】「超」勉強力 山口真由 中野信子 プレジデント社(2020/05) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

脳科学者の中野信子さんとニューヨーク州弁護士の山口真由さんとの勉強をテーマにした共著です。

彼女らの体験をもとにした勉強法や「七回読み勉強法」など実際にいま行っている具体的な方法を紹介しています。

 

このとおりですが、本や人物の実例を示していただければ、もっと読書のメリットが伝わってきます。

33P

本来、知識を得ることはとても楽しいことです。とくに読書は、いわば椅子に座ったまま世界旅行をするようなもので、安上がりで無駄がなく、しかも亡くなった人からも豊かな知恵を得ることができます。

 

今まで本を読んできて気づいたのは、ただ多くの本を読むよりも、例えばたくさんの気づきが得られるとか、知りたいことがたくさん書かれてある、自分の自己成長を加速する、人生を変えるよう本を選んで精読することです。

そして読んだらすぐにアウトプットするのです。

読んだだけにしているなら、すぐに忘れてしまい身につかないのではないかと。

44P

コミュニケーション力とは国語力であり、言語の運用能力です。

適切な言葉を迅速に選び、人の心を動かすのは、人柄ではなく言語の運用能力です。

 

チャンスは、準備をしている人の前に現れます。このチャンスをチャンスだと判断する能力が必要です。

気をつけていないと目の前をすぐに過ぎていきます。

後で悔いてももう現れません。だからすぐに行動して手に入れるのです。

73P

チャンスを活かさない手はない。

いまという時間や機会をできるだけ活かさなければ、与えられるものはどんどん手から零れ落ちていく。

 

記憶する際の参考になります。勉強以外の仕事でも活用できます。

115P

エピソード記憶は定着しやすい記憶です。自分の身に実際に起こったことや、「自分ごと化」した記憶は、人はなかなか忘れないものなのです。

エピソード記憶は、いわば自分で「疑似体験」するようなイメージです。

本や教科書を読むときはそこに書かれている人やものの気持ちになって、その世界に入り込みながら読んでみる。そうすることで、むしろ忘れるのがむずかしくなるくらい覚えられるというわけです。

 

学んでわからないことをわかることや知らないことを知ることは楽しい。

それにプラスして、「入り込み、自分のものにする力」を身につけて、彼女らのように充実した人生を過ごせたら……。

136P

学びとは、入り込み、楽しみ、自分のものにする力。

学ぶことを「自分ごと化」し、それをとことん楽しむこと。もし一般的に「勉強できること」がすごいと思われているのであれば、それは知識の蓄積などではなく、「入り込み、自分のものにする力」が人よりも強いということなにかもしれません。

 

 

 <目次>

はじめに 中野信子

学ぶ、知る、生き延びる―中野信子“思索編”

前進はいつも勉強とともに―山口真由“思索編”

脳がよろこぶ学びの技術―中野信子“実践編”

反復と継続の極意―山口真由“実践編”

「好き」を追求した学生時代―中野信子×山口真由 STUDY_01

才能の伸ばし方―中野信子×山口真由STUDY_02

流動化する社会を生きる―中野信子×山口真由 STUDY_03

おわりに 山口真由

 

◎中野信子さん

脳科学者・医学博士・認知科学者。1975年、東京都に生まれる。東京大学工学部卒業後、同大学院医学系研究科修了、脳神経医学博士号取得。フランス国立研究所ニューロスピンに博士研究員として勤務後、帰国。現在は、東日本国際大学教授、京都芸術大学客員教授として教鞭を執るほか、脳科学や心理学の知見を活かし、マスメディアにおいても社会現象や事件に対する解説やコメント活動を行っている。

 

◎山口真由さん

研究者・法学博士・ニューヨーク州弁護士。1983年、北海道に生まれる。東京大学を「法学部における成績優秀者」として総長賞を受け卒業。卒業後は財務省に入省し主税局に配属。2008年に財務省を退官し、その後、2015年まで弁護士として主に企業法務を担当する。同年、ハーバード・ロースクール(LL.M.)に留学し、2016年に修了。2017年6月、ニューヨーク州弁護士登録。帰国後は東京大学大学院法学政治学研究科博士課程に進み、日米の「家族法」を研究。2020年、博士課程修了。同年、信州大学特任准教授に就任。