まずは、作者の言葉を引用します。
214P「彼ら(論説委員、コメンテーター、学者、国会議員など)をカエルに置き換えて、同じセリフを言わせてみると、実生活では気付かなかった滑稽さ、愚かさ、間抜けぶりなどが見えてくるのではないかと思っています。」
新型コロナウィルスが発生し感染が拡大していく日本の様子を描いた寓話です。
擬人化したカエルの世界において、日本の現状を理解して行く末を思慮することができる時宜を得たお話。
擬人化して置き換えて見ると、客観的に問題が見えやすくなるのです。
スペイン風邪のときやペストの流行時に、我々人間はどのように対処してきたのか。
過去の歴史から学ぶ必要があります。
終章Ⅰ(バッドエンディング)、終章Ⅱ(リアルエンディング)、終章Ⅲ(グッドエンディング)と3パターンが描かれてあります。
今後、新型コロナウィルスと経済や国民が共倒れするような玉虫色のバッドエンディングとなるのか。
強いリーダーシップのもとでコロナ禍を克服し終息させるグッドエンディングとなるのか。
歴史に事実がまた刻まれるのは間違いない。
<目次>
序章
第一章
第二章
第三章
終章Ⅰ(バッドエンディング)
終章Ⅱ(リアルエンディング)
終章Ⅲ(グッドエンディング)
あとがき
1956(昭和31)年大阪市生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006年『永遠の0』で作家デビュー。他著書に『海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞)『モンスター』『フォルトゥナの瞳』『大放言』『カエルの楽園』『鋼のメンタル』『幻庵』『戦争と平和』等多数あり
