教師と生徒をめぐる6つの物語。
温かい思いが溢れている。
一つ一つの物語がこころに染み入ります。
泣けてくる。
泣けるけれども、読了後にはあたたかな気持ちになる。
生徒に楽器の弾き方を教わったり、
内緒でドロップくれたり、
美術室で才能のない絵画に夢中になったり、
生徒を嫌ったり、監督と先生の両立の中に矛盾を抱えたり、
ギャンブルにおぼれたりと、
先生といえども、ひとりの人間だ。
悩みもすれば泣きもするよな。
「せんせい」には、人間臭さがある。
先生といえども、ただの人間だ。
失敗もあるし好き嫌いもある。
先生といえども、あくまで人間だ。
普通の人。
人格に影響を与えてくれた先生。
一時間をかけて、君が代の歌詞を正確に教えていただいた先生。
その後、意味を分かって斉唱してきたことを。
あの時代の先生にいまの気持ちで会えたら。
<目次>
白髪のニール
ドロップスは神さまの涙
マティスのビンタ
にんじん
泣くな赤鬼
気をつけ、礼。
文庫版のためのあとがき
