【No.588】せんせい 重松 清 新潮社(2011/07) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

教師と生徒をめぐる6つの物語。

温かい思いが溢れている。

一つ一つの物語がこころに染み入ります。

泣けてくる。

泣けるけれども、読了後にはあたたかな気持ちになる。

生徒に楽器の弾き方を教わったり、

内緒でドロップくれたり、

美術室で才能のない絵画に夢中になったり、

生徒を嫌ったり、監督と先生の両立の中に矛盾を抱えたり、

ギャンブルにおぼれたりと、

先生といえども、ひとりの人間だ。

悩みもすれば泣きもするよな。

「せんせい」には、人間臭さがある。

先生といえども、ただの人間だ。

失敗もあるし好き嫌いもある。

先生といえども、あくまで人間だ。

普通の人。

 

人格に影響を与えてくれた先生。

一時間をかけて、君が代の歌詞を正確に教えていただいた先生。

その後、意味を分かって斉唱してきたことを。

あの時代の先生にいまの気持ちで会えたら。

 

 <目次>

白髪のニール   

ドロップスは神さまの涙  

マティスのビンタ   

にんじん   

泣くな赤鬼   

気をつけ、礼。 

文庫版のためのあとがき