【No.568】ヤットコスットコ女旅 室井滋 小学館(2019/09) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「ヤットコスットコ」とは、北海道で生まれて東北から関東の東日本まで使われている方言。

“何とか”“ようやく”“やっとのことで”“かろうじて”という意味。

室井さんが、数々のハプニングを乗り越えてきたことがわかる意味が集約された上手い言葉だ。

 

新幹線や鉄道、飛行機、タクシーなどを使って全国を仕事やプライベートなどで移動する室井さん。

彼女が宿泊するホテルや旅館での出来事などを、こわく、おもしろく、おかしく語ってくれるエッセイ集。

 

軽妙な文体で楽しくて活字も大きく踊っていてあっという間に読み終えてしまう。

富山県出身の朝乃山優勝時の大歓迎エピソードなどからも、室井さんの富山愛に溢れる気持ちが前面に出てきて熱く伝わってきた。

性格が華やかなくらいに明るく軽くて、富山県人からもちろん全国からも好かれているのもわかるよ。

これからも彼女の活躍を注目しながら、ずっと応援していきたい。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 旅は異なもの味なもの(オッチャン、ちょっと近いわぁ、あなた、誰と旅に出る? ほか)

第2章 幽霊の正体見たり旅先で(幻でも会いたい人、それは誰?、私の背後の透明なお人よ ほか)

第3章 旅を待つ間も花(おめでとう朝乃山!富山愛が止まらない、旅の楽しみまた一つ消えて ほか)

第4章 ああこの旅、またひと皮むけて(黒紋付と黒留袖、まだまだ慣れぬ“R元” ほか)

あとがき

 

 

富山県生まれ。女優。早稲田大学在学中に1981年『風の歌を聴け』でデビュー。映画『居酒屋ゆうれい』『のど自慢』などで多くの映画賞を受賞。2012年日本喜劇人大賞特別賞、15年松尾芸能賞テレビ部門優秀賞を受賞

著書に「むかつくぜ!」「東京バカッ花」「おばさんの金棒」など