山内マリコさん。
彼女にお会いするのは久しぶり。
さらにもっと活躍してほしい作家さんです。
先週、彼女に会ってお話することができました。
以前「ここは退屈迎えに来て」という風にディスっていた富山を、いまは山内さんから富山が好きだ、富山愛にあふれているのを肌で感じていました。
ここから商店街の活性化について考えさせられます。
彼女は、より深く商店街の現状と課題を真摯に取材されてきたと思います。
「商店街シェアハウス化計画」などの実際に取り組んだら面白い前向きな提言もされていますよ。
時代から取り残されて沈みゆくシャッター街。
そんな商店街を復活させようと、行政や地元住民が協力し家族や近所を巻き込み模索しながら健気に奮闘する主人公たちにおもわず脇から応援したくなるお話です。
1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒業。「女による女のためのR−18文学賞」読者賞受賞。「ここは退屈迎えに来て」でデビュー。ほかの著書に「アズミ・ハルコは行方不明」など。
249-250P
街っていうのは、あまりにとりとめなく、大きすぎて、わたしたちの力では、歯が立たない。
でも、商店街だろうが、住宅街だろうが、マンションだろうが、そこに子どもがいて、その子たちが楽しそうに遊んでるんなら、別になんだっていいやと、わたしは思った。子どもたちよ、ここでいっぱい想い出作って、大きくなれよ。そしてこの街を、大好きになって。大人になったときも、大好きでいてね。わたしは、そんなことを思っていた。
メガネと放蕩娘 Hometown revival blues 山内マリコ 文藝春秋(2017/11)
