年齢も職種も異なる人たちが登場してきて最後に繋がる作品。
ぼくは個人的にこういうパターンを読むのが好き。
リストラ直前で家庭を捨てて奔走した中年男、駆け出しのシナリオライター、離婚目前のキャリアウーマン、なぜか本命になれない30歳OL。
それぞれの人生がニューカレドニアを基準にして奇跡的のように交錯していく連作短編集。
今が思い通りにいかなくても、何年か何十年後かに不思議な再開を果たしたり、ワクワクできる何か新しく始めることができたり。
だれにでもいつだって不幸せが降りかかる可能性だってあるのです。
「人生は、間違えられるからこそ、素晴らしい」
「今まで、自分を曲げずに生きてきて良かった。仮に、明日死んだとしても、『おれはやりたいことしかやらなかったぜ。最高に楽しい人生だった』」
「何が起きるか、それは最後までわからない」
<目次>
エレベーター 7
犯人は、ニューカレドニア 35
ニュー彼は、トニー 69
「きょう」は「ひきょう」の「きょう」 121
ハッピーエンド 189
小説家・脚本家・演出家。04年『推理小説』で小説家デビュー。同作は「アンフェア」としてドラマや映画化され、続刊と共に「刑事 雪平夏見」シリーズはベストセラーに。
