日本は、ほんとうに2025年に社会保障危機を迎えるのでしょうか!
いまそこにある目に見えるような危機。
客観的な目で見たデータを踏まえて内容が展開されています。
国家予算が約100兆円のうち約40兆円が国債による借金。
累積された国の債務が1000兆円を越していると訊いています。
現役世代が借金をして次世代に返済を押し付けているかのようにという意見もあります。
長寿はめでたいことで高齢者が増えること自体よくないことではありません。
それに見合った政策が必要ではないかということです。
「団塊の世代」800万人が75歳以上の後期高齢者となることで、日本の後期高齢者の数は2200万人になります。
それを支える40代から50代の中核世代が「就職氷河期」世代の人たち。
彼らが高齢者を支えるどころか、自らの生活基盤に不安を抱える者も多いのが事実。
割合が多くなった高齢者とそれを支えきれない少ない若者世代。
いままでのままでは財政逼迫によって、日本の社会保障が危機に瀕するのだろう。
「増税をする前に財政支出を節約すべきだ」というのはよく聞くセリフだが、それだけでは到底賄えないような借金の額となってきています。
たゆまぬ節約の努力はもちろん、
「増税はやむを得ない」とか、
「国民が負担増を積極的に受け入れなければ自分たちの生活が危うい」とこれを読んだらそう思わせるような恐ろしい本当です。
16P 社会保障制度とは
現在、日本の社会保障制度は次の4つの柱で構成されています。
1 保険料を払っておき高齢や病気などになったときに給付を受ける「社会保険」-医療、年金、介護、雇用、労働災害の5つ
2 社会的な困窮者に一定水準の生活を保障する「公的扶助」-生活保護
3 高齢者や障害などに施設やサービスを提供する「社会福祉」-児童、母子・寡婦、高齢者、障害者などを対象として、生活上の困難や障害を軽減するもの。
4 感染症対策などの「保健医療・公衆衛生」-地域住民の健康の保持や疾病を予防する活動。
<目次>
はじめに
序章 10分でわかる「2025年問題」
第1章 社会保障の歴史的経緯と日本の問題
第2章 日本の社会保障を揺るがす「団塊の世代」
第3章 低所得と社会的孤立に苦しむ2025年の氷河期世代
第4章 2025年に日本の財政破綻リスクが表面化する
第5章 これから国民が受け入れなければならないこと
おわりに
東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。株式会社野村総合研究所コンサルティング事業本部、消費サービス・ヘルスケアコンサルティング部プリンシパル。神戸大学大学院経営学研究科客員教授。
専門は社会保険研究、ヘルスケア分野における事業戦略策定支援。特に医療、介護、医薬、デジタルヘルスなどの領域。
