【No.396】13歳から身につける一生モノの文章術 近藤勝重 大和出版(2017/07) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

「書くことは考えること」

 

難しい言葉を平易にしてわかりやすくかみ砕く。

分からないカタカナや横文字を極力使わない。……など。

ジャーナリストの池上彰さんが言われるように、中学生がわかるような文書を心掛けたいものです。

 

13歳の中学生だけではなく、文章を書くときの留意点がわかるので、日ごろから文章を書く大人が手に取って読んでもよい本でした。

 

 

 

 

これは、小説の上のはなしだけでなく、物事を考えるうえで気に留めておきたいことです。

32P 芥川賞作家の辻原昇氏が著書『東大で文学を学ぶ』でこう書いています。

「作家は常にラストから小説を考えているということ。ラストなんか考えないで、書いてゆくうちに自ずと……、という作家もいますが、そんなことは絶対にありません。

ものごとが継起する時系列に沿った流れと、結末とからの逆流です。その動きが交錯し、絡み合い、渦を巻いているのです」

 

 

 

あらためて文章を書くためのヒントをいただけて有難い。

186P 本書で僕は次のような点にとくに留意して書き進めました。

・作文は物事をどうとらえるかが大切

・「独自の内容」プラス「伝わる表現」を心掛ける。

・「独自の内容」とは体験して気づいたことなど。

・「現在―過去―未来」の時系列と「体験―気づき―普遍性」の順で書き進める内容が作文の両輪

・説明より描写。描写のポイントは人・物・自然との関係性

・五感の記憶を呼び起こそう。

・頭の理解、心の納得が得られるまで自分と向き合う。

 

その他-客観視、例え・比喩、他の言い方、細部の描写、辞書を引くなど。

 

 

 

 <目次>

「書く力」=「考える力」

話の核心を考えてから書く

頭の整理はペンを持ってする

現在・過去・未来―時系列に書く

直接その表現を使わずにその内面を伝えてみよう

例え上手になろう

細部を描写する

読点はどう打てばいいのか

正しい言葉を使う

自分との対話をする

これで社会人としての基礎ができる

愛子さまの作文

 

 

コラムニスト。毎日新聞客員編集委員。早稲田大学政治経済学部卒業後の1969年毎日新聞社に入社。論説委員、「サンデー毎日」編集長、専門編集委員などを歴任。夕刊の人気コラム「しあわせのトンボ」は連載10年を超える。早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースで「文章表現」を出講中には、親交のあった故高倉健氏も聴講。わかりやすく端正な文章には定評があり、コラムや著書の一部が灘中学校をはじめ中高一貫校の国語の入試問題としてよく使用されている。