【No.394】死ぬほど読書 丹羽宇一郎 幻冬舎(2017/07) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

ベストセラーは読む価値があるのか?

この本は、いわゆるベストセラー。

丹羽さんは、芥川賞受賞作品以外のベストセラーをそれほど読まないと言う。

ベストセラーを通して「その時代の特徴を知る」ことができるとも彼は言う。

ベストセラーは、多く本の中からチョイスする際の参考となるべき指標の一つだと思う。

 

例えば、

・読書とは「自分の頭で考えること」。

・「何も知らない」ことを知る。人が成長する上でこれほど大事なことはない。

・楽しいから読む。わくわくするから読む。心が潤うから読む。そういう気持ちで読むから本はいい。読書は無償の行為ゆえに無上の値打ちを持っている。

・読書は自分の内面に降りていき、自分自身と対話しているかのように見えるが、同時に著者とも対話している……等々。

 

丹羽さんが書かれていることは、いちいちごもっともだ。

 

例えば、

・本を買う決め手は「目次」。目次が重要。

・教養の条件は、「自分が知らないということを知っている」ことと「相手の立場に立ってものごとが考えられる」ことの2つ。

・教養を磨くものは何か?それは仕事と読書と人。

・古典は、何百年も前から人々の心の渇きを潤してきた書物。長い時間にわたって膨大な数の人に受け入れられた古典は、それゆえに非常に広い間口と奥行きを持っている。

・読書は人を見る目を養ってくれる……等々。

 

なるほどそのとおりだと納得できる箇所があって嬉しい。

 

そもそも読書量のレベルや質が違う雲の上のような方であるけれども、読書に向かう姿勢は、方向性が似ていると言っても過言じゃない。

 

「死ぬほど読書」は、「死ぬまで読書」でも「死ぬ気で読書」ではない。

 

 

素晴らしい著者と出会えてよかった。

丹羽さんと直接お会いできたら幸せだろうな。

お話することができたら楽しいだろう。

いっしょにその空間にいるだけでも、有意義な時間を過ごせることは間違いないはずだ。

 

 

 

 

 

 <目次>

はじめに

第1章 本に代わるものはない

第2章 どんな本を読めばいいのか

第3章 頭を使う読書の効用

第4章 本を読まない日はない

第5章 読書の真価は生き方に表れる

第6章 本の底力

おわりに

 

 

 

 

公益社団法人日本中国友好協会会長。1939年愛知県生まれ。元・中華人民共和国駐箚特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事(株)に入社。98年に社長に就任すると、翌99年には約四〇〇〇億円の不良債権を一括処理しながらも、翌年度の決算で同社の史上最高益を計上し、世間を瞠目させた。2004年会長就任。内閣府経済財政諮問会議議員、地方分権改革推進委員会委員長、日本郵政取締役、国際連合世界食糧計画(WFP)協会会長などを歴任ののち、10年に民間出身では初の駐中国大使に就任。現在、早稲田大学特命教授、伊東忠商事名誉理事