日本人の人生の節目となる60歳。
どのようにしてその後の老後を過ごしていくのか
一生を終えるためになにが必要であるのか。
医師が、普段の生活の在り方、病気との付き合い方、家族との関わり方、病気になった時の在宅や介護施設、病院での療養の仕方等を検討して幸せな臨終を迎えるコツを明かしてくれています。
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フランスの芸術家、詩人、劇作家のジャン・コクトーのことば
「私の生まれた時から、死の歩みが始まっている。急ぐわけでもなく、死は自分の方に向かって歩いている」
いわゆる第二の人生の送り方について、
自らのために、世の中のために、自分がなにができるのか。
絶えず意識を持って暮らしていくことが必要だと思います。
まえがき 老い急いでも、死に急いでもいけません
第1章 早すぎる臨終の枕元で言っていいこと、悪いこと
第2章 臨終間近のシニア世代をさらに苦しめるもの
第3章 臨終の苦しみを和らげる
第4章 惜別の臨終で苦しむ家族達
第5章 死を達観できる人、できない人
第6章 幸せな臨終・不幸な臨終の分かれ目
第7章 「在宅」で臨終を迎えるとっておきの話
第8章 安らかに一生を終える60歳からの10の知恵
北海道出身。医学博士。昭和大学医学部大学院博士課程卒。臨床医として現在も診療の傍ら、著作活動を続け、『医者のないしょ話』シリーズ(角川文庫)を始めとする著作数は260点に及ぶ。また、美空ひばり「美幌峠」「恋港」などの作詞も手掛け、北海道の屈斜路湖畔を望む美幌峠には歌碑が建立されている。
著書に「臨終の七不思議」「臨終医のないしょ話」など
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南光坊天海のことば(江戸時代に108歳まで生きた僧侶)
「気は長く、務めはかたく、色薄く、食細くして、心広かれ」
気持ちはいつも安らかに、短気などをおこさずに人と接し、天職の仕事や与えられた仕事にしっかりと立ち向かい、そしてよく働くこと、また、女性に対しては余計な色目を使わずに、真面目に生き、食事は腹八分目にして、肥満や成人病を避け、心を広く多くの人に慕われるような人間にならなければならない。
