兎に角、この方のこころの芯は強いな。
現代よりももっと保守的な時代に生まれて、結婚をなされずに103歳まで生き抜いてきた篠田桃紅さんの考え方。
ベストセラー本「103歳になってわかったこと」よりも、著者の経験がたくさん書かれています。
36P
「人間の考えることは、九十九里わかったつもりでも、まだ半分ぐらいしかわかっていないと考える。」
59P
「人生、やり尽くすことはできない。いつもなにかを残している。」
159P
「香りは目に見えないだけに、感覚の記憶が失せない。」
特別に難しい言葉や目新しい言葉があるのではありません。
篠田さんが生き抜いて感じてきたことなのだから心に響くのです。
彼女の想いのなかから、ぼくにとって参考にできることを活用していきたいのです。
<目次>
第1章 今までになかったことがたくさん、日々新しく生きている(真実に生きるとは、どういう生き方なのか、年寄りと付き合うのは、大変かも ほか)
第2章 昔のことのようでもあり、昨日のことのようでもある(おぼろげな記憶に残った寄席、御用聞きに来た和菓子屋さん ほか)
第3章 世の中はどんどん変わっている、自分も変わっている(年末年始は、筋書き通りに忙しい、節分で自分の内なる鬼を追い払う ほか)
第4章 ほかの生き方があったかというと、これしかなかった(涙が出そうになるのをこらえた、私を立ち返らせたニューヨーク ほか)
美術家。1913(大正2)年生まれ。美術家。墨を用いた抽象表現主義者として、世界的に広く知られており、今も第一線で制作している。著書に「一〇三歳になってわかったこと」など。
