シリーズ化したらいいんじゃないかなと。
ゆうれいが出てくるのでこわい内容かと思いました。
ところが、ラストには涙がほろっとこぼれるお話だ。
気づいたら足だけのゆうれいになっていた足子さん―季穂さんと、
見た目はトドのようでオタクなのだけど東大出身の頭脳明晰な権田、
女心をくすぐるイケメンだけど頭の弱い向田との、
長身だけども体の重さが違う、でこぼこ警察官コンビによる秋葉原の人情感あふれるミステリー。
題名から想像する内容とは違って、ほのぼのとして気持ちがすっと楽になるような物語。
<目次>
オタクの仁義 5−63
メイドたちのララバイ 65−148
ラッキーゴースト 149−212
金曜日のグリービー 213−261
泣けない白雪姫 263−326
1964年北海道生まれ。2005年に『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。12年、『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。15年、『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞受賞
106P
一歩外に出れば、厳しい社会が待っている。仕事、学業、人間関係―自由という名の絶え間ない競争にさらされて、自由の尊厳は日々削られてゆく。
たとえひと時でも、他人から大事にされ、認めてもらう。それは人が生きていく上で、何よりも大切なことなのだ。
