「もっとゆるく生きていい」
京都大学出身でニート、30代独身、年収100万円ほど、シエアハウス中。
文章もゆるくて読み易いです。
こういう考え方もあります。否定をしません。
こんな気楽な生き方ができたらいいなとは思うけれども僕にはなかなかできません。
ぼくは、世間と繋がっていたいし世のため人のためになりたいからこそ働きたいし、
結婚して子供を持って人並みの幸せをつかみたいから家族を作りたい。
お金をさらにもっともっとほしいという、こころがお金に縛られるのはきっぱりごめんです。
著者さんとぼくは、それぞれ手段が違うけれども、追い求めている最終の幸福論が似ています。
読書家であり知性溢れ出ている著者さん。
彼の生き方を他人に強制したり、頑張って働く人の生き方を否定していません。
彼の想いに共感できて面白いと思います。
僕が生きるうえで大事にしていること
1 一人で孤立せずに、社会や他人との繋がりを持ち続けること
2 自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること
<目次>
はじめに
第1章 働きたくない
第2章 家族を作らない
第3章 お金に縛られない
第4章 居場所の作り方
本書のまとめ
あとがき
ゆるく生きるためのブックガイド
◎pha(ファ)
1978年生まれ。大阪府大阪市出身。京都大学を24歳で卒業し、25歳で就職。28歳のときに会社を辞める。シェアハウス「ギークハウスプロジェクト」発起人
著書に「ニートの歩き方」など
18P
本というのは「自分がぼんやりと気づきかけていることをはっきりと言葉にして教えてくれるもの」だ。本を読んで知識を得ることで、頭の中が整理されたり、考え方の選択肢を増やすことができたり、自分の周りの世界で当たり前とされていることを相対化して見ることができることができるようになったりする。本を読むことで僕は生きるのが楽になった。
周りにいる人たちとの生活だけでそれほど違和感を覚えないのならわざわざ本を読む必要はないけれど、自分の考えていることを分かってくれる人が周りにいないようなとき、遠くにいる顔も知らない誰かが書いた文字列が自分を支えてくれることがある。
150P
だけど、そんな複雑で忙しい時代だからこそ、お金や時間に振り回されないためには自分なりのペースや価値基準を見失わずに持ち続けることが大切だ。そのためには「感覚や感情を大切にする」というのが有効だと僕は思う。「ごはんが美味しい」とか「散歩が楽しい」とか「夕焼けが美しい」とか、そうした生活の中にある些細な楽しみが人生の充実感の基礎を作っている。それは、お金や時間に追い詰められて社会的に切羽詰まったようなときにも、「人生はそれだけが全てじゃないよな」と一歩引いて落ち着いて物事を考えられるような、個人的な空間を確保することでもある。
