奥野宣之さん自身が、図書館をかなり頻繁にいつも利用されています。
図書館をこよなく愛していることが行間から透けてわかります。
いつか奥野さんに会って、図書館愛について語り合いたいものです。
この本はぼくにとって出逢うべきして出会ったともいうべき本。
いつも手元に置いてその都度もう一度読み返したい。
図書館を利用している人がぜひとも読むべき本ですね。
図書館を利用しているぼくにとっては、この「図書館『超』活用術」という題名に強く惹かれます。
これまでは、ただ図書館で本を借りてきただけの利用でした。
でも、これだけではもったいないな。
図書館を利用する際に、これからしてしていきたいことや、利用者としてどうしていけばよいかわかるように、目から鱗が落ちるようなエッセンスが書かれてありました。
例えば、以下に引用したように!
奥野さんは、あえて図書館司書の資格を取られました。
図書館利用者と図書館司書との両方の視点で書かれてあるので内容がとてもわかりやすいのです。
読み終えてからワクワク、ドキドキしながら、これからも図書館をもっと活用していきたい。
2P
なんとなく図書館に興味があるという人はもちろん、これまで使ってこなかった人ならなおさら、図書館を使いこなすことで、これからの人生がまるで違うものになる、と。
13P
ふつうに本を借りているだけでは、図書館は永久に使いこなせるようにならない。
217-218P
一人ひとりの利用者が、本気で「自分の人生に本当に役に立つ情報」を求めて図書館に足を運ぶようになれば、提供する側のサービスも高度化し、さらに図書館が利用しやすくなる―そんな「いい循環」が起きるでしょう。
この本によって、そんな「シビアな利用者」が少しでも増えることを願っています。
<目次>
すこし長めのまえがき なぜいま「図書館」なのか
序章 図書館の「場」としての力
第1章 「集中力」編―作業効率アップ・サードプレイス・知の空間として
第2章 「発想力」編―セレンディピティ・視点転換・拡散思考
第3章 「思考力」編―情報収集・調査・分析・意思決定・判断・集中思考
第4章 「教養力」編―生涯学習・独学・雑学・レクリエーション・スキルアップ
第5章 図書館のトリセツ―もっと図書館を知り、使い倒す達人になる!
第6章 「使える図書館」を探すための7つのチェックポイント
あとがき 利用者が「使える図書館」をつくる
付録 1枚!図書館ポートフォリオ、ざっくりNDC一覧
◎1981年大阪府生まれ。同志社大学文学部社会学科でジャーナリズムを専攻、卒業後は、出版社、新聞社での勤務を経て、フリーの著作家・ライターに。独自の情報整理術を公開した『情報は1冊のノートにまとめなさい』でデビュー。「利用するだけでは図書館はわからない」との思いから、2013年、桃山学院大学(大阪府)で社会人向けの司書講習を受講。司書資格を取得した。
29P「図書館、その3つの力」
その1 課題をクリアし、成果を生み出すための「ラボラトリー(研究室)」
その2 重要な場面で意思決定し、決断を下すための「シンクタンク(頭脳集団)」
その3 思いもしない自分を発見し、可能性を広げるための「ゼミナール(教育法)」
42P
すばらしいのは「求めていると自覚している情報」だけではなく「求めていると自覚していない情報」にも出会うことができる点です。
141P 自宅の本棚を鍛える「借り本買い」人生に栄養を与える座右の本が増える
・借りた本を、じっくり読みたくなったら買う
・返却した本を、もう一度読みたくなったら買う
好きな本しかない本棚というのは、見ているだけで気分が良くなるし、再読のたびに頭を活性化させてくれます。
また強い関心を感じる本が集まることで、「自分がひときわ関心をもっていること」や「自分に強みがある分野」が目に見えるようになります。
157P 自分の幅を広げる「図書館系イベント利用術」ビジネス以外の新鮮な知見に触れる
新しいことを考えるためにも「関係のない本」を読むほうがいいのです。
【No.301】図書館「超」活用術 最高の「知的空間」で、本物の思考力を身につける 奥野宜之 朝日新聞出版(2016/03)
