以前、NHKのドラマでハゲタカを見たことがあります。
そのときの配役の顔を頭に浮かべながら読み進めていく読み方もありなのかな。
ハゲタカシリーズのスピンオフ作品。芝野さんが主役。
仕事に燃える男たちはけっこう熱いなあ。
理由があれば、熱いのは嫌いじゃない。
終盤は、展開がとても早かったな。
ぼくの気持ちも熱くなってそのまま一気読みしまいました。
芝野と鷲津の微妙な関係が面白かった。
町工場がんばれ!と応援しながら自分がそこで一緒に戦う感覚に陥ります。
企業の買収劇の対応は、さずがハゲタカだ。
なかなか読みごたえがあります。
これからもシリーズものとしてきっと続きますよ。
<目次>
プロローグ 発芽
第一章 発起の時
第二章 茨の道
第三章 限界
第四章 希望の兆し
第五章 希望と崩壊の狭間
第六章 破滅の連鎖
第七章 チェックメイト
エピローグ
◎小説家。1962年大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業。新聞記者、フリーライターを経て、企業買収をめぐる熱き人間ドラマ「ハゲタカ」で2004年にデビュー
30P
芝野は自分自身の言葉を噛みしめていた。堀はじっとこちらを見つめている
「でも、本当の再生とは、すべての従業員が一丸となって汗をかき、成果を上げることじゃないですか。時には、役職もなにも無視した侃々諤々の議論があるべきだと思います。自信作ができたら、全員が新製品を手に営業に回ったりします。そんな風に人の体温を感じる場所で仕事したいと思いました。」
