No.256 小泉今日子書評集 小泉今日子 中央公論新社(2015/10) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



歌手・女優・書評家の小泉今日子さん。


キョンキョンは、なんてたってぼくにとってはアイドル。



彼女の優しい気持ちと感受性の強さ、巧みな文章などに触れることができて嬉しい限り。



彼女の書評を読むと「その本が読みたくなるというところが、何よりすばらしい」と久世光彦さんからの物凄いお褒めの言葉があります。




歌手として大衆を賑わし惹きつけてきた経験、女優としていろいろな人を演じてきた経験、また一人の女性として苦悩して生きてきた経験などによって、総合的な彼女の魅力が文字から溢れ出てきています。





彼女の読書体験を知ったら、本を読むことっていいものなんだなとみんなに気づかせてくれるものではないかと思いますよ。






 <目次>

はじめに 

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

2014

特別インタビュー 読書委員の十年間を振り返って




◎1966年神奈川県生まれ。歌手、女優として、舞台、映画、テレビで幅広く活躍。著書に「小泉今日子の半径100m」「小雨日記」など。







◎9P「はじめに」

本を読むのが好きになったのは、本を読んでいる人には声を掛けにくいのではないかと思ったからだった。忙しかった十代の頃、人と話をするのも億劫だった。だからと言って不貞腐れた態度をとる勇気もなかったし、無理して笑顔を作る根性もなかった。だからテレビ局の楽屋や移動の乗り物の中ではいつも本を開いていた。どうか私に話かけないで下さい。そんな貼り紙代わりの本だった。それでも本を一冊読み終えると心の中の森がむくむくと豊かになるような感覚があった。その森をもっと豊かにしたくなって、知らない言葉や漢字を辞書で調べて書き写すようにした。学校に通っている頃は勉強が大嫌いだったのに退屈な時間はそんなことをして楽しむようになった。




237P

家から一歩も出ないのに、宇宙でもどこでも行けるのもそうだけど、本を読みながら自分のこと、誰かのことを考えるっていうことも、私にとっては大事だったような気がします。(中略)

本を読みながら、自分の頭の中がちょっと整理できることがある。「あぁ、なるほど」ってね。








◎241P

きっとね。話す言葉とかも確実に変わっていると思います。あと、何かを人に説明することがうまくなっている気もするなあ。十年前より知った言葉もたくさんあるし、いろんな人に会って、いろんなお話も聞いている。とても勉強になりました。