奇妙な殺人事件には、名探偵「あぶない叔父さん」がすべて関わってます。
麻耶さんの「さよなら神様」は、面白く、だからこの本も読みたくなりました。
あぶない叔父さんは、とても怪しすぎる外見で行動も意味不明なくらい不思議なんですね。
事件が起こり主人公がいろいろと調査をしていき、最後に叔父さんが事件を解決。
あり得ない犯人や常識破りの結末に度胆を抜かれ目が離せなくなります。
物語の終わりに叔父さんが真実を語ると、麻耶さんのミステリーを読んだなという充足感に浸れました。
<目次>
失くした御守り 5
転校生と放火魔 67
最後の海 107
旧友 161
あかずの扉 207
藁をも掴む 261
◎1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。91年「翼ある闇」でデビュー。2011年「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞をダブル受賞
42P
「こういうのは運だから。見つかるときは見つかるし、駄目なときは手を尽くしても駄目なんだ。この手の仕事が一番難しくてね。なぜだか必死になればなるほど逃げていくものだし。僕もこの仕事を始めた頃は、空回りして失敗したことがたくさんあったよ。一番悪いのは失敗したことを隠すことだしね。優斗も腹をくくって真紀ちゃんに謝ったほうがいいんじゃないかな。そしてまた二人でうさぎ神社まで御守を買いに行けばいいんだし」