キャプテンサンダーボルト 阿部和重、伊坂幸太郎 文芸春秋(2014/11) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




これは、阿部さんと伊坂さんの合作なんですね。



東京大空襲やB29爆撃機、そして劇場版鳴神戦隊サンダーボルト、村上病にまつわる謎などが少しずつ解けていって、つながったのはやっと終わりの局面。




こんなのあり!?




こんなやり方があるのか!




矢継ぎ早に読みたくなる仕掛けと次から次へと引き込まれる数々の出来事には、すばらしいエンターテイメント作品だというしかもうないな。






序章 3-15


1から10 16-511


終章 512-523



阿部和重:

1968年山形県生まれ。「グランド・フィナーレ」で芥川賞、「ピストルズ」で谷崎潤一郎賞を受賞。


伊坂幸太郎:

1971年千葉県生まれ。「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞を受賞。





11P

男は、短期の快楽に夢中になり、女は長期的な幸福を求める。もちろんそれは、マジョリティーとしての「男」や「女」に認められる、「一般的な傾向」でしかない。


それに男と女、どちらが愚かだというわけでもない。その差異によって、バランスが取れているのも事実なのかもしてないし、大局的に見れば、そのことで誕生する子孫の数に調整が行われているはずだ。





 

378P

「いいか、理不尽なものは、いつだって、理不尽にやってくる。そうだろ。病気も災害も、自分の力ではどうにもならないものが、突然やってくる。俺たちは毎朝、フォーチュンクッキーを引いて、たまたまそこに、『今日は死にません』と書いてあるだけの、そういう日を過ごしているようなものだ」