☆もっと遠くへ 王貞治 日本経済新聞出版社 (2015/06)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



202P

「私が今あるのは野球のおかげだ。私の顔と名が少しでも役に立つなら野球のために尽くし、恩返ししたいと思っている。」

真実は本人にしか語れないな。


こんな人にスポーツを教わりたかった。


王さんのような気骨のある人物に出会いたいしそうなりたいな。



彼が何を考えてそれを行動してきたのか?

どうしてあれを決断することができたのかなどという各種の疑問をこの本で解決することが出来ました。



そして、王さんという人物のことをよく知ることが出来ました。



先人から何を学ぶか、何を得るのか。



道を極めた人や何かを成し遂げた人の言動は重い!



目標を達成したり、困難を克服しているからこそ、かれらの言葉には説得力があります!



成し遂げた内容や結果からは、仕事や人生などのあらゆる場面で大いに役に立てることができます。



例えば、スポーツ界でアスリートとして頑張りたい人だけではなく、人生を渡っていくための処世術を知ろうとして、生きる術を得ようとして、何かヒントを得るためにこの本を読んでいってもよいのではなかろうかと思います。



8P

「18.44メートルという距離を隔てて、私は投手との命のやりとりをしてきた。投手の手元から球が離れてホームプレートに達するまでコンマ数秒。のるかそるか。そんな刹那の勝負に私がどんな覚悟で挑んできたかを、この本では書きたい。勝負哲学というと大げさだけれど、記録には表れない1球1球への『思い』を、少しでも伝えられたら幸いだ。」






 <目次>


はじめに


第1章 中国人の父の教えと運命の出会い(中華「五十番」、神社や路地で野球に夢中 ほか)


第2章 一本足で常勝巨人を引っ張る(あしたから投げなくていい、「王、王、三振王」 ほか)


第3章 勝負は絶対に勝たなければ(巨人のユニホームで助監督から監督へ、日本一を果たせず退陣 ほか)


第4章 日本一、世界一、もっと遠くへ(巨人から最も遠いホークスの監督に、選手に優勝の味を ほか)


あとがき


年譜


王貞治・全記録




◎王 貞治


1940年東京都生まれ。早稲田実業学校から読売巨人軍に入団。

77年に世界記録となる通算756号本塁打を放ち、初の国民栄誉賞を受賞。

数々の記録を打ち立て、80年に現役引退。巨人監督(84~88年)を経て、ダイエー、ソフトバンク監督(95~2008年)、06年にはWBC日本代表監督を務めた。

現在は福岡ソフトバンクホークス球団取締役会長





◎172P

私は評論家という仕事を潔しとしない、と書いた。解説はしょせん、他人のやっていること、自分では責任を負えないことに理屈をつける仕事だ。講演をするといってもそれは過ぎ去った昔の話だ。私の性分にはそれは合わない。野球の現場に身を置くということは「今」を生きるということ、どうなるかわからない未来にチャレンジするということだ。ユニホームを着ていれば勝つこともあるし、負けることもある。楽しいことばかりではなく、悔しいことの方が多いかもしれないが、少なくとも自分で責任を負い、自分で勝負できるのだ。そこにしか私の生きる道はないと思った。



◎205-206P あとがきより

私の師匠、荒川博さんのような「おれについてくれば間違いないんだ」という指導者も、人を育てるには必要だと思うし、選手にしても、理屈抜きで限界に挑戦してみなければ、何もわからないのではないか。

野球に限ったことではない。時代だからといってあきらめるのでなく、ナンバーワンになることに、もっともっと執着してほしいと思うのだが、皆さんはどうお考えだろう。


(中着)今更ながらに、私の人生がいかに多くの人たちの支えられていたかを痛感するばかりだった。

また私のホームランはすべて、球場に足を運び、お茶の間で応援していただいたファンの方々の思いが形になったものである。この場を借りて、皆様にお礼を申し上げたい。