☆インデックス 誉田哲也 光文社(2014/11)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



姫川玲子シリーズの短編集。



今回は、あまりダークで、ディープで、グロくはなく、柔らかくコミカルな感じに楽しめる内容でなかったかと。



自作も楽しみにしています。



 <目次>


Color of the Dark 345391

Female Enemy 73131

Index 163210

In the Dream 303343

Reiko the Prober 279302

Share 211277

The Cafe in Which She Was 133161

Undercover 72




◎1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。

2002年、『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞。2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞




209P


気づかぬうちに、自分はこうあるべきという型に自分を押し込めてしまう。その型は次第に厚みを増し、硬さを増し、自身でも容易には脱ぐことのできない、重たい鋼の鎧になってしまう。さらに怖ろしいのは、そうなった状態が自分にも、第三者にも認識できないということだ。鋼の鎧は、そもそも自分の頭の中にしか存在しないのだ。


目標を持ち、それを達成しようとする。それ自体は素晴らしいことであり、人とはそうあるべきだと、玲子自身も思ってきた。しかしその意欲が知らず知らずのうちに、自分の精神や肉体を壊死させる危険性があるのだとしたら、人は一体、何を道標にして日々を生きればよいのだろう。がんばらないのは駄目、でもがんばり過ぎても駄目。ではその線引きは、どうやって見極めたらよいのだろう。誰なら見極められるというのだろう。

隣りで「うーん」と井岡が首を捻る。