行きつくところは、このような禅の教えになるのでしょうか。
これらの意味はわかりますが、心から理解するのは簡単なことじゃありません。
少しずつやれることからやればいいし。
できることから行動すればいいのではないでしょうか。
<目次>
はじめに
序章 「花」は、人生のすべてを知っている(花を見なさい。花が教えてくれることがあります、花は誰かのために咲いているのではありません。ただ咲いているのです ほか)
第1章 花のごとく、咲くために(あるがままの姿になりなさい、人は、何もしないで「咲く」ということはありません ほか)
第2章 花のごとく、香るために(「いい香りに誘われる」がごとく、人が寄ってくる人になりなさい、「間」の美しさを知りなさい。しゃべるのをがまんしなさい ほか)
第3章 実を結ぶために(人の評価に一喜一憂するのはやめなさい。ちゃんとあなたの身についていればいいのです、どんな失敗も「実を結んでいる」のです ほか)
終章 花のごとく、散るために(花は散って「実」になります。栄光や称賛は捨てなさい、成功を捨てないと、前に踏み出すことはできません ほか)
あとがき
◎平井正修(ヒライショウシュウ)
臨済宗国泰寺派全生庵住職。1990年学習院大学法学部政治学科卒業。同年静岡県三島市龍澤寺専門道場入山。2001年同道場下山。2003年より、中曽根康弘元首相や安倍晋三首相などが参禅する全生庵の第七世住職に就任。全生庵にて坐禅会、写経会を開催
31P
「ほんとうに大切なものは、心から心にしか伝わらない」
「星の王子さま」(サン=テグジュペリ作)の「大事なものは、目に見えない。」を思い出します。
心から心には伝わるけれども、それを言葉で表現することが難しい。
63P
「修行にゴールはありません。ただし、ひとつ登ると見える風景はちがってきます」
ここで終わりと思うとそれで終わってしまう。
自分がいる場所(ステージ)が上がると、そこから見える景色は違いますね。
そして付き合う人も変わってくると思います。
74P
「人生では、誰でも、幾度でも、壁にぶち当たるのでしょう。しかし、そのどれもが自分が、自分の心のなかにつくったものなのです。」
壁は、自分の心で作ったものなんですね。そうなんだ。
ありがたい。
すっきりした気持ちになりました。
106P
「『いい香りに誘われる』がごとく、人が寄ってくる人になりなさい」
理想的な姿です。こういう人になりたい。
206―207P
「空にしておかないと、器の音は響きません。心も空にしましょう」
空っぽというのは何もないことではなく、何でも受け入れるということでしょう。
坐禅をするのも、心を空っぽにするためといえるかもしれません。実際、坐禅に集中していると、ふだんは気づかないような小鳥のさえずりや風が木の葉を揺らす音、川のせせらぎなどが聞こえてきます。かすかなものが心を響かせてくれるのです。感性が磨かれる。直観力が養われる、といってもいいと思います。
ぼくは、坐禅をした経験があります。
だから、「こういうことなんだ」と坐禅の意味がよくわかります。
