☆さよなら神様 麻耶雄嵩 文芸春秋(2014/08)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



口調がもう流暢で、難しい単語もよく知っているし。



普通の大人でもここまでは語れないわな。



本を5千冊以上読んだことがある人のように、たくさんの文字表現を使っているんですよ!



これは、いったいどんな小学5年生なんだ。



こんな小学生は、実際にはなかなか存在しないだろうな。




各小説の1行目に、犯人の名前があります。




その情報は絶対正しい!



だからこそ、彼は神様なのだ!




 <目次>


少年探偵団と神様 752


アリバイくずし 5394


ダムからの遠い道 95134


バレンタイン昔語り 135182


比土との対決 183234


さよなら、神様 235282


☆1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。91年「翼ある闇」でデビュー。2011年「隻眼の少女」で日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞を受賞。



251p


「理由など必要ない。僕はここにあるだけ。気紛れに人間を創り、人間が僕を神と呼ぶだけ。今日は質問が多いね。仕方がない、最後に教えてあげようか。君が一番知りたいことを」


「いい」


俺は目を伏せ拒絶した。神様は鼻で嗤うと、


「じゃあ代わりに一つだけ教えてあげよう。比土優子は自殺したよ」



「えっ」


俺が顔を上げたときには、やつはもう背を向けていた。まるでドラマの主人公のように、背中越しに右手を軽く振りさよならの合図をしている。



「おい、どうしてそんなことを云うんだ」


廊下の奥に向かって叫んだが、答えは帰ってこなかった。


そして神様はあっさり転校していった。


勝手なものだ。