☆あなたに褒められたくて 高倉健 集英社(1993/08)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。




その人のことを知りたければ、その人が書いた本を読めばいい。



その人のことをもっと知りたければ、その人が語った言葉からその本人を理解すればいい。



それほど言葉とは、重たいものだと思います。



「生き方が芝居に出る」



「心をいつも感じやすい状態にしている」


お母さんにただ褒められたくて。


映画俳優をやってきた理由のひとつがわかりました。



プライベートは、いたって饒舌な人です。


映画では、数少ない言葉やそのしぐさ、後ろ姿などの演技で、我々に何か言いたいことを強く訴える、そんな感性を持っているプロフェッショナル。



50年以上、200本以上もの映画に出演されてきました。


納得できる映画しか出演しないというこだわり。



これからもまだまだ映画に出たいとおっしゃっておられました。




愛おしい日本男。



彼にとても惹かれます。



本名、小田剛一さん。


映画俳優、高倉健さんのご冥福を心からお祈りいたします。



◎1931年福岡県生まれ。明治大学商学部卒業。


出演作に「網走番外地」「昭和残俠伝」など。


98年紫綬褒章受章。「鉄道員」でモントリオール世界映画祭最優秀主演男優賞など受賞多数




149-150P


撮影の現場で俳優は、もう二度とできない、最高のところまで昂ぶる、そのエネルギーみたいなものは一回だけで、そこをキャメラも録音部もありとあらゆるパートの方が撮ってくれないと、絶対に二度はないっていうことなんですね。


その昂ぶりを言わなくても、今度は“くるぞ”って察して、わかってくれる人たちがやっぱり“合う人”ってことになっちゃいますね。


203-204P


お母さん。

僕はあなたに褒められたくて、ただ、それだけで、あなたがいやがってた背中に刺青をいれて、返り血浴びて、さいはての『網走番外地』『幸福の黄色いハンカチ』の夕張炭鉱、雪の『八甲田山』。北極、南極、アラスカ、アフリカまで、三十数年駆け続けてこれました。


別れって哀しいですね。


いつも―。


どんな別れでも―。


あなたに代わって、褒めてくれる人を誰か見つけなきゃね。