☆ホンのひととき 終わらない読書 中江有里 毎日新聞社 (2014/05)☆ | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

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読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。



読書好きな人なら、きっと分かっていただけるはずだと思います。



読書の面白さや愉しさ、奥深さなどを中江有里さんと共有し共感することができるから。







213P「読みたい気持ちはあるけど、読む時間がない方。一日のうち五分間、お茶を飲みながら『本のひととき』を過ごしてみませんか。


読書は積み重ねです。一歩ずつでも前に進めば、後ろには戻らない。たとえ足踏みしたとしても、基本は前進あるのみ。


本書が、あなたの読書生活のお供にになれたら幸いです。」






女優・作家・脚本家の中江有里さん。


ただの女優さんではないなと感じていました。


彼女にもうひとつ肩書きを加えるとすれば、まさに“書評家”さんなんですよ。




もし願いが叶うことがあるならば、彼女といっしょに読書会をやりたいな!



きっと楽しいだろうと思って。


話しあい、学びあいが熱く盛り上がるだろうな。


ぼくは、感動と感激で涙を流すんじゃないかなと想像してしまいます。







ぼくにとって、この本は、とってもとっても面白いのです!納得できる内容が多いのです。


たぶん、読書好きな方ならば、読んでいるとなるほどと分かっていただけるはず。




これまで感じていたぼくの思いと、同じ内容が多々書かれてあります。



こういう思いで読んでいたのかとはっと気づくことができるんですよ。


まだ言葉になっていない内なる思いを代弁してくれているようでうれしい!







「朝井まかて 恋歌 講談社」、「桜木柴乃 起終点駅(ターミナル) 小学館」、


「水道橋博士 藝人春秋 文藝春秋」、「トルストイ おおきなかぶ 」、


「百田尚樹 プリズム 幻冬舎」、「村上春樹 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 文藝春秋」、「山中伸弥 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた 講談社」等々……。




共通して読んだことがある本がいくつもあります。


それらの書評を読むと彼女の読書に対する信念がすごいなって感心してしまいます。


ぼくと違った彼女の視点があるのがいい。


こうだったのかと気づくことができてとっても勉強になります。






彼女は、小さいころからたくさん本を読んでいます。


年間300冊以上も読んでいる、さすが超・読書家です。


読まれている本の量もすごいのですが、その文章の表現力の豊かさにも感嘆してしまいます。







ぼくにとって「これはいい!」と唸らされた本。





読書好きを彼女とお互いに共有・共感したい人には、ぜひおすすめします。









 <目次>


終わらない読書―まえがきにかえて


1 ホンのひととき(ひとりきりになれる場所、ままごと遊び、診療所の待合室で ほか)


2 読書日記2011~2014(ルーツを探して、物語の神様に救われる、母子相克―あまりにも濃密な ほか)


3 書評の本棚(美しいものは消えない―遠藤周作『砂の城』、花火のように散る恋―井上荒野『もう二度と食べたくないあまいもの』、不確かなものに惹かれ―百田尚樹『プリズム』 ほか)


「本のひととき」あとがきにかえて






◎1973年生まれ。大阪府出身。女優・作家。89年芸能界デビュー。

2002年「納豆ウドン」で第23回「BKラジオドラマ脚本懸賞」で最高賞を受賞。

読書家としても知られ、NHK‐BS「週刊ブックレビュー」で長年司会を務めた。

現在、NHK「ひるまえほっと」で本の紹介を担当するほか新聞、Webに読書エッセイを連載中




◎3P

過去に読んだ「本」は今の自分を作り、今読んでいる「本」は五年後、十年後、もっと先の自分につながっていきます。

終わらない読書が、いつもあなたの未来を作ってくれますよ。






◎41P

私はいつも本の先生に学んでいます。

時々「あの本と、この本は全然言っている事が違う!」なんてこともありますが、どちらの答えが自分の正解となるのかは自分次第。

ただ教わるだけでなく、それを基に思考することが、本当の学びだと思うのです。







◎46P

人間は大人になると、体の成長が止まり、老化が始まります。

しかし精神の成長はその命が尽きるまで続きます。

読書習慣は、わたしたちの心の体質改善になります。

心も体も、日々の積み重ねで作られるのですから。






◎73P

わたしは本屋さんや図書館の本棚を見るのが好きです。

未読本の背表紙は、読書という果てしない旅へと誘ってくれます。

世界は未読本であふれている。この世にあるすべての本を読んだという人はいません。

本の専門家でも、一生で読める本の数は、現存する本の数には到底追いつかないでしょう。

だから本との出会いは人との出会いと同じ。偶然でもあり、必然でもあると、わたしは思うのです。




◎211P

まず本の面白さを分かち合いたい、ということ。

たいていの人は、自分が経験した面白いエピソードを語ったり、書いたりしてひとに伝えようとします。

面白い本に出会った時に、誰かに語りたくなるのも同じです。

本の面白さは独り占めにするより、誰かと分かち合えるほうがずっと楽しい。